こんにちは。
私は普段からピークデザイン製の様々なアクセサリーを使っていましたが、アンカーを取り付けるためのクイックプレートが標準ではアルカスイスにしか対応しておらず、マンフロットの三脚のユーザーとしては非常に困っていました(三脚を使うたびにプレートを付け替えなければならなかったので)。
しかし今から1年半ほど前にマンフロットの三脚にも対応した互換プレートがある事を発見!
お店で見つけてその場で購入したこの商品ですが、1年半ぐらい使用してきましたのでレビューしてみたいと思います。
目次
ピークデザイン・デュアルプレート PL-D-2 外観チェック

こちらがピークデザインから発売されているデュアルプレート PL-D-2 になります。このクイックプレートの特徴は、なんとアルカスイスタイプの雲台、そしてマンフロットから発売されているRC2タイプの雲台の両方で使用できるという点です。
私はずっとマンフロットの三脚を使っていますので、こうして互換性のあるクイックプレートが発売されたのは本当にうれしい事です。
では、早速外観を見ていきましょう!
まずは、カメラと設置する表側ですが、こちらは滑り止めの付いたゴム素材ので全体が覆われています。幅は接地面が横が50㎜、そして縦が36㎜となっており、一眼レフカメラで使うのには問題のない大きさに仕上がっています。ボディの薄いミラーレスカメラだとプレートがボディからはみ出してしまうので注意が必要ですね。

裏面ですが、手前側に2か所アンカーを通す穴が開いています。奥には穴は開いていません。カメラとプレートを固定するには六角レンチが必要になりますが、一応コインでも対応できるようになっていますね。手で回せるようになっていないのは不便ではありますが、よりしっかり締められるようにこのような仕様になっているんだろうと解釈しました。
ピークデザインのアクセサリーとの互換性

次にピークデザインの他のアクセサリーとの互換性を見ていきましょう。
上の写真はピークデザインのキャプチャープロに取り付けてみた写真です。当然ピークデザイン同士しっかり互換性がありますので、キャプチャープロには問題なく装着することが可能です。
ちなみに今はこのキャプチャープロよりも新しいタイプのものが発売されていますね。

それからこちらはクイックプレートをカメラに取り付けて同じくピークデザインから発売されているストラップ・スライドを装着してみました。
クイックプレートはカメラにしっかりと固定されていますので、このような使い方をしてカメラを一日中ぶら下げて使っても決してネジが緩んだりすることはありませんでした。
マンフロット三脚との互換性
それでは気になるマンフロット三脚との互換性を見ていきましょう!
マンフロットbefreeアドバンス用雲台( 494ball head )との互換性

まずは旅先で利用する事の多い、befreeアドバンスに装着してみました。上の写真の通り、まったく問題なくフィットします。隙間もないのでなんの問題もなく使用できますね。

カメラを乗せてみましたが、もちろん問題なしです。マンフロットとの互換性はしっかり確認できました!
マンフロット055用3Way雲台との互換性!
今度は別なマンフロット運台との互換性を見ていきましょう。

私が使用しているマンフロットの3Way雲台にこのクイックプレートを装着してみましたが、プレートの右側に少し隙間が出来てしまっています・・。いちおうこれでプレートが外れることはありませんが、プレートを左右に動かそうとすれば少し動いてしまいますね・・。レバーも一番奥まで押し込んだ状態なのでこれ以上きつく固定することが出来ません。
外れてしまう心配はありませんが、写真がブレてしまう可能性は少しあるかもしれません。

この3Way雲台を使用していて、このクイックプレートの購入を考えている方は、注意した方が良いかもしれないですね。
実際に使える場面は?
この組み合わせが活躍する場面は、旅行中にストラップでカメラを肩から下げて、時々三脚も使いたくなる、というような場面でしょうか。
私は旅行中はbefreeアドバンスの三脚を持ち歩いているので、この使い方は本当に気に入っています。
三脚を使用する時はアンカーからストラップを外し、そのまま簡単に三脚に設置できるので本当に便利ですよ!!
気になるところ・・
このように旅行先で大活躍するクイックプレートなんですが、一つだけ気になる点があります・・・。
その理由は、つけっぱなしにしておくと、ゴムから得体のしれない液体が染み出し、べとべとしてしまうんです・・・・。これがゴムの加水分解というやつでしょうかね・・。
私は数か月このプレートをつけっぱなしにしていた時期があるんですが、外してみると、カメラの底面がベトベト状態に・・。アルコールでなんとかふき取る事に成功しましたが、これにはまいりました・・。しかも買ってから一年も経っていなかったんですよね・・・。正直劣化するには少し早すぎるような気がしますね。
なので今は使い終わったら必ずその日のうちに外してしまいます・・。つけっぱなしにして楽したいからこそのマンフロット互換プレートなのに、それが出来ないのはある意味致命的ですね。
ただこのゴムがべとつく原因は使用している環境にもあるでしょうから誰にでも起こるとは限りません。あくまで私が使用していた環境ではそうなってしまったという事でご理解ください。
おわりに
このクイックプレート、作りもしっかりしていて、本当に理想的な解決策になるかと思ったんですが、べとつき問題のせいで、今ではピークデザインのストラップ(スライド)とマンフロットのbefreeアドバンスを一緒に持ち出すときだけ使っています。
マンフロットの三脚055を持ち出すときはカメラに専用のL型ブラケットを装着して使うので、いちおう使い分けはできていますが、これらを使い分けなくても良くなるような素敵なアクセサリーが発売される事に期待したいところですね。