超広角ズームレンズ!タムロン15-30㎜f2.8!重いけど写りは最高!長期使用レビュー!作例あり!

ニコンのD750用にタムロン15-30f2.8(A012)を購入してから2年以上が過ぎましたので、この超広角ズームレンズのレビューをしていきたいと思います

タムロン15-30f2.8 外観と簡単なスペック

見ての通りこのレンズはフィルターがつかない出目金タイプのレンズとなっておりますが、その特徴はをざっとまとめますと・・

  • フルサイズ用超広角ズームレンズ!
  • 焦点距離は15~30㎜、絞りはf2.8通し!
  • 重さ1100グラム!!
  • 手振れ補正付き!
  • 最短撮影距離は28センチ!
  • 最大撮影倍率は0.2倍

となっています。このレンズ手振れ補正を搭載してしまった事で本当に重くなってしまっていることが特徴ですね!!しかしこのレンズの写りは本当に素晴らしいです。今回は使用レビューをしていきたいと思います。

重いけれど素晴らしい写り!単焦点に負けない描写!

しつこいですが、重いけれど写りは素晴らしいです。私は現在超広角レンズはNikon 20mm f1.8も所有していますが、周辺の画質では単焦点レンズであるNikon 20mmを上回っています。特にこのレンズはf2.8から周辺部まで良く解像しており、開放から十分に使用することができるレンズとなっています!

重いけれど単焦点に決して負けない、それどころか条件によっては上回る描写をするレンズとなっているのです!!

ちなみにNikon20㎜f1.8はf5.6~8まで絞ると、ピント面での解像感がタムロン15-30f2.8をわずかに上回ります。それでも四隅はタムロンの方がわずかに良いです。もちろんNikon20㎜f1.8の良さはたくさんありますが、それはまたの機会に・・。

24㎜から30㎜の間で大活躍!

このレンズの特徴の一つが、他のメーカーにはない焦点距離ですね。同じf2.8通しのレンズでもNikonやSigmaからは14-24の焦点距離が、そしてCanonからは16-35㎜の焦点距離のレンズが発売されています。

このレンズはNikonと比べて広角側は1㎜少ないですが、その分望遠側が広くなっており、Canonと比べると望遠側が少ない分広角側が1㎜広くなっていますね。

構図の微調整をする上で24㎜から30㎜まであるとレンズを交換する必要がないので、本当に便利です。それでいて広角側も15㎜まで使う事が出来ます。これは風景撮影や建築撮影では本当に役に立ちます!

星撮りに最適!

そしてこのレンズは星景レンズとしても大活躍します。詳しい事は省きますが、このレンズはサジタルコマフレア(点で写ってほしい星が翼を広げた鳥のようになってしまう)が良く抑えられており、解放のf2.8から安心して使う事が出来るレンズとされています。

上の画像はスイスに旅行に行った時にアルプス山脈と天の川を撮影したものです。3つの雪山が有名なアイガー・メンヒ・ユングフラウです。焦点距離15㎜で撮影しました。

こちらはザクセン・スイス国立公園でバスタイ橋と天の川を撮影した一枚。こちらも15㎜で撮影しました。

風景撮影で大活躍!

このレンズの最も大活躍する場面の一つが何と言っても風景撮影ですね。広大な風景をダイナミックに撮影するには超広角レンズが欠かせませんが、タムロン15-30ももちろん大活躍します。

同じくザクセン・スイス国立公園のバスタイ橋を撮影した一枚。こちらは焦点距離20㎜で撮影しました。ザクセン・スイス国立公園での他の写真は以下の記事で見ることが出来ます!

こちらはスイス旅行で訪れたゲルマ―湖!手前の川が湖に流れ込んでいるんですが、川に近づいて15㎜で撮影しています。

シティー・スケープや建築写真でも大活躍!

デュッセルドルフにある後期ルネサンス様式で建てられた聖アンドレアス教会の内部です。15㎜で下から撮影するとパースの利いた写真を撮る事が出来ます!教会内はたいてい薄暗く、さらに手持ちで撮影する事になるので、手振れ補正が活きる数少ない場面ですね。

こちらはケルン大聖堂とクレーンハウス(Kranhäuser)を27㎜で撮影しました。私が所有している標準ズームであるSigma24-105と比べると明らかに優れた写りをしてくれますので、24㎜から30㎜の焦点距離ではタムロンのこのレンズを選択しています。

このレンズの気になるところ・・

このレンズはいわゆる作品撮りのように気合を入れて撮影する時には欠かせないレンズとなっています。しかし普段使いに最適かと言われると、いいえと答えざるを得ないです。気になる点もまとめてみました。

取り回しが非常に悪い・・・

このレンズは重さもさることながら、前玉が出たいわゆる出目金レンズなので非常に使い勝手が悪いです(ぶつけても気にしなければ問題なし!)。私はスナップ撮影ではピークデザインのストラップを使用しカメラを肩から下げて使用していますので、このレンズの重さはそこまで気にはなりません。

ストラップ使用時は普通のレンズだったらば、レンズキャップを外したままぶら下げて使用しますが、さすがにこのレンズは大きな前玉が露出していますので、撮影のたびにレンズキャップを付けたり外したりしています。

しかしこのレンズキャップが大きいために、取り外した時に置き場に困ります。冬場ならコートのポケットにしまえますが、夏場はポケットにしまうのは無理です。この巨大なレンズキャップをバックにしまうか、どうするのかいちいち迷います。

なのでスナップには全然向いていないです。これは人によっては大きなマイナスですね。作品撮りが目的ならば別ですが、普通の海外旅行にも正直向いていないと思います・・。

フィルターが使えない・・・

それからこのレンズの最大の弱点はフィルターが装着できない事ですね。一応他社から出ているアダプターを付ければ150㎜の角型フィルターを取り付けることは可能ですが、150㎜の角型フィルターを一通りそろえようと思うと結構な金額になってしまうので、いまいちそこに踏み切る事ができないでいます・・。

私は今の所露出アンダーで撮影して、後からLightroomで暗い部分を引き上げるなどして対処していますが・・・。

今から買うなら最新版のタムロン15-30 f2.8G2を!!

タムロンより引用

実は私が所有しているレンズは実は一世代前のものでして、すでにそれよりも新しいレンズが出ています。古いものもまだ市場に出ていて手に入りますが、新しい物と比べてそれほど安いというわけでもないので、今から買うなら新しい方を買った方が良いと思います。光学系は変わっていませんので写りにはほとんど差はありませんが、手振れ補正とコーティングが強化され、さらにリアフィルターが装着できるようになっています。

タムロンより引用

これでNDフィルターやソフトフィルターを使えるのは非常に魅力的ですね。

重いと感じる人にはタムロン17-35 f2.8~4もおすすめ!

画像はタムロンより引用

タムロンからは超広角ズームレンズとして手振れ補正がついていないタイプのタムロン17-35 f2.8~4も発売されていますが、こちらも候補にあがると思います。こちらはなんと重さが460gしかないので本当に軽いです。私もこのレンズを一時期所有していましたが、画質は15-30に引けをとらないぐらいのもので、f2.8 の解像感では単焦点レンズであるNikon20㎜f1.8を上回っています(この単焦点レンズは解放付近はボケ重視なのか絞らないと解像度は上がりません・・)。

一時期このレンズを手元に残して15-30を手放そうか本気で悩みましたが、最近また本気で撮影する機会が増えてきた事、それから軽量な超広角レンズとしてはすでにNikon20㎜f1.8を所有している事から、このレンズの方を手放す事にしました・・。本当は使い分けできれば最高なのですが、さすがに超広角ズームレンズを2本手元に残しておく余裕はありませんでしたので・・・

フルサイズの超広角ズームとしては非常に軽く、それから望遠側は35㎜まで使えますからスナップするのに非常に適したレンズだと思います。

おわりに

普段使いには大きくて重すぎるレンズですが、私にとっては本気で撮影する時には欠かせないレンズとなっています。

最近はミラーレスカメラ用に、超広角レンズでもより軽量なレンズが市場に出てきていますが、私は今の所カメラの買い替えは考えていないので、まだしばらくこのレンズを主力として使っていくつもりです!!