ガラス越しの夜景撮影に必須!?反射防止レンズフードULH(Ultimate Lens Hood)を使ってみた!

こんにちは。今回は以前購入した反射防止レンズフードULHをようやく使う時が来たのでその紹介をしたいと思います。

私が現在住んでいる街から車で40分ぐらいの所には世界遺産のケルン大聖堂があります。そのケルン大聖堂の撮影スポットでも一番なのが、ケルン・トライアングルというビルの屋上の展望台です。

高さ100メートル以上の所からケルン大聖堂とケルンの街を一望することができるので多くの観光客でにぎわいます。

しかしそこは一面ガラスで覆われているのです。これは写真を撮りたい人にとっては邪魔でしかない・・。

窓ガラスへの反射が多い場所で撮影しました。

というわけでとうとうこのレンズフードを使う時がやって来ました。

ULH (Ultimate Lens Hood)て何?

ULHはアメリカに拠点を置く会社ULHがクラウドファインディングを利用して製品化に成功させたレンズフードになります。窓ガラス越しでの撮影での反射を取り除くために作られました。

このレンズフードULHは現在大中小の3種類が売られているようですが、ラージが30ポンド(約4200円)、ミディアムが20ポンド(2800円)、そして小が17ポンド(約2300円)で売られています。日本のアマゾンでも売られているようですが、日本への送料を入れてもメーカーのホームページから直接買う方が安いみたいですね

私はラージを注文しました!

早速使った感想!

気になったところは?

早速夜景撮影で使った感想ですがいくつか気になった点がありました・・。

三脚での使用はセッティングが難しい。

このレンズフードは三脚撮影だと結構使いづらいです。まあある意味当然なんですが、三脚を普通に垂直に立てると窓ガラスまでの距離がありすぎ、フードが窓ガラスまで届きません。窓ガラスまでの距離を近くするためには、足を伸ばさない状態で撮影する、もしくは前足よりも後ろ足を長くして三脚を斜めに設置するなど一工夫必要です。

私は今回はマンフロットのBeefreeアドバンスを持参しましたが、試行錯誤の結果、足を全く延ばさない状態で何とかレンズフードをガラス面まで近づけることが出来ました。幸い足元から全面ガラス張りだったのでこうした撮影も可能でしたが、条件が異なればその都度セッティングで苦労する可能性はありますね。

自重で形状をキープできない・・。

またこのレンズフードは形をシリコン素材でできており、ふにゃふにゃしているので上の写真のように自分で形をキープする事が出来ません。

しょうがないので最初は露光時に両手でレンズフードを窓ガラスに押さえつけながら撮影していましたが、案の定微ブレ写真を連発・・・。まあ10秒ぐらい露光していますから当然ですね・・。

その結果テープでレンズフードを窓ガラスくっつけるという裏技を思いつきました。これはマスキングテープなのでガラスに後は残りませんので大丈夫です。これでなんとかぶれない写真が撮れるようになりました。

しかしこれだど後から構図を変える時にいちいちテープを張替えなければならないので面倒です・・。

ケラレる・・。

そしてもう一つ気になった点がケラレです。

これはすでにレンズフードをマスキングテープで固定した状態になりますが、24㎜だと盛大にケラレてしまいます・・・。こうならないためには窓ガラスとレンズの距離をさらに近くしなければなりませんが、そうすると、今度はズームしようとするとレンズが窓ガラスにぶつかってしまい、途中までしかズームできなくなります・・。

構図を変えるに一苦労

結局のところ一度セッティングしてしまうと途中で素早く構図を変えたりすることができないのという事になります。変えようと思ったらもう一度最初からセッティングし直す必要がありますが、これは私にとっては結構大きなマイナスポイントでした。

結局今回の撮影では単焦点へのレンズ交換と広角での撮影は諦めました・・・。マジックアワーでの撮影は空の色があっという間に変わってしまいますからね。

良かったところは?

最初に気になった所ばかり挙げてしまいましたが、良かったところもいくつかあげたいと思います!

目的はきちんと果たす!

これが一番大事ですね。今回は最初の使用という事もあり運用面で結構苦労しましたが、最終的には反射防止という観点でしっかり目的を果たすことが出来ましたので満足しています。

そこで撮れた写真がこれです!家に帰ってから等倍に拡大してチェックすると結構ブレている写真が多かったんですが、これは大丈夫でした。何枚も取っておいて良かった・・・。

撮影日記もありますのでご覧ください!

カメラバックに収まるサイズ

このレンズフードは直径約26センチ、厚みも約1.5センチと結構大きいですが、私の場合は折りたたむことなくカメラバックに収納することが出来ました。分かりやすいようにレンズフードを少し出しておきましたが、しっかりファスナーを締めることもできますよ!

また柔らかい素材のため多少折りたたむこともできそうですが、まだ試していません。

良さそうな点

まだ試していませんが良さそうなポイントにも触れてみたいと思います。

野外でカメラやレンズの台として使用可能。

ULHホームページより引用

メーカーのホームページを見るからにはこのように野外ではカメラやレンズの台としての使用も想定しているようですね。まだこのような場面には出くわしていませんが、カメラバックに入れておけばこのように役に立つ事もあるかもしれません。

雨の日はレインカバーの代わりにもなる

ULHホームページより引用

こちらもメーカー推奨の使い方ですが、反対に付ければカメラとレンズを雨から守る事ができるようです。また滝の撮影などでも活躍してくれるかもしれないですね。

おわりに

今回ULHレンズフードを初めて使用してみましたが、三脚使用時にはまだまだ課題がたくさん残る製品だなあ、と言うのが正直な感想です。レンズフードの先がうまく窓ガラスにくっついてくれるような素材だと格段に使いやすくなると思うんですが、そうでない限りマスキングテープの持参は必須ですね。シャッタースピードが稼げるような状況だったら手持ちで窓ガラスに寄って撮影すれば十分だとは思います。まあこの辺は何度か使って自分なりの解決策を見つける必要もありますね。

それでも窓ガラスへの反射を防ぐという点ではしっかり目的を果たしてくれていますから、その点では非常に満足しています。そもそもこのような製品がなければそれこそ自分で毛布やダンボールなど持参するなどして反射を遮らなければならいでしょうから、やはりこうした製品はありがたいですね。

このような製品はまだそれほど多くはありませんので、今後のバージョンアップに期待したいですね。

窓ガラス越しの撮影を計画している人であれば一つ持っていて損はないアイテムだと思います!

追記:パリで夜景を撮影するのにもこのレンズフードが大活躍しました!