海外旅行!超広角レンズならこんな写真が撮れる!旅行前にチェックしておきたい事とは?




こんにちは。

私は超広角レンズが大好きです。撮影に行くときは必ず持参しています。好きすぎてタムロンの15-30㎜f2.8がすでにバッグに入っているにも関わらず、さらにNikon20㎜f1.8を追加する事もあります。

そんな超広角レンズ大好きの私が、海外旅行に(おもにヨーロッパ旅行)超広角レンズを持っていくとどのような写真が撮れるのか、そして使う上でのポイントなどについて語ってみたいと思います!

超広角レンズって何?

特に明確な定義はないようですが、一般的には焦点距離が35㎜以下(APS-Cサイズの場合は24㎜以下)のレンズを広角レンズとし、さらに24㎜以下(APS-Cサイズの場合は16㎜以下)のレンズを超広角と呼ぶ事が多いようですね。

その一番の特徴は何と言っても目の前の景色を広く写すことができる!という事ですが、実は超広角レンズにはパースが付くという特徴などもあります。

今回は超広角レンズならどんな写真が撮れるのか、これまでに撮影してきた写真をみながら、超広角レンズの魅力を紹介します!

超広角レンズが大活躍するのは何と言っても室内!

海外旅行に行って巨大な大聖堂などに入った時の「うわー、でかい!」といった感動は旅の醍醐味ですが、その感動は思い出として写真に残したいものですね。

それを実現させてくれるのが超広角レンズです。

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8:15㎜で撮影

これは世界遺産でもあるドイツのアーヘン大聖堂の天井画を撮影したものです。この天井画はドイツでは珍しくモザイク画となっていますが、これが本当に美しい・・。写真ではそのスケールと美しさを伝えるのには限界はありますが、やっぱり全体像を撮っておきたくて15㎜で撮影しました。

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 :15㎜で撮影

こちらはパリのオペラ座(ガルニエ宮)を訪れた時に撮影した一枚。このように縦構図で撮影すれば巨大な天井画を一枚の写真に収める事が可能です!

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 15㎜で撮影

そしてフランスのパリにあるショッピングモール(ラファイエット)です。デパートの中にアールヌーヴォー風のドームとアーチ、さらにど真ん中にクリスマスツリー!面白くて夢中で撮影しましたが、こちらも15㎜で撮影しています。

こんな感じで広大な建物の内部を広く取りたいときに大活躍するのが超広角レンズです!

パースを活かして建物を迫力たっぷりに写したいとき!

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 15㎜で撮影

でも超広角レンズの魅力はこれだけではありません。パース(手前の物がより大きく、奥の物が小さく写る事で遠近感が強調される)を活かした撮影をすることで迫力のある写真を撮る事が出来るんです!このパースをうまくコントロールするとただ広く写っている写真とはちょっと違った面白い写真を撮る事が出来るようになります。

こちらはデュッセルドルフにある聖アンドレアス教会の内部を焦点距離15㎜で撮影した写真になります。超広角レンズだともちろん内部を広く写すことが可能ですが、このように超広角レンズで下から撮影するとパースが強調されます。あえて左右の柱の間に立って下から見上げるように撮影して柱についたパースを利用しました!

パースって何?
本来はまっすぐに立っている柱が、外側から中央に向かって斜めに傾いて見えますね。これが超広角レンズに特有なパースと呼ばれるものの一つです。超広角レンズを使う時はこのパースを意識的に使うと面白い写真が撮れます!逆に意図しないとただの歪んだ写真になってしまうので注意も必要!

参考までに標準レンズで撮影すると上のような写真になります。こちらは完全にオルガンがメインとなり全く違う写真となっていますね。

Nikon D750:Nikon 20mm f1.8G : 20㎜で撮影

またこちらはドイツ、エッセンにある炭鉱のコークス工場を20㎜で撮影しました。パースがついて煙突などが思いっきり傾いていますが、今回はそれを上のパイプと組み合わせて枠として撮影してみました。このようにパースを利用すると、実際の見た目とはまた違った写真が撮れるので楽しいです。

広大な風景を写したい!

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 20㎜で撮影

やっぱり広角レンズが活躍するのはなんといっても広大な風景を写す時ですね。この写真はドイツ東部にあるドレスデン付近にあるザクセン・スイス国立公園のバスタイ橋を撮影したものです。ザクセン・スイス国立公園はドレスデンから電車で40分と非常に近く、大自然も満喫できるので人気の観光地となっています。ドレスデンの文化とザクセン・スイス国立公園の自然の組み合わせは海外旅行先として非常におすすめです!

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 15㎜で撮影

こちらも同じくザクセン国立公園内のシュラム奇岩を撮影。このような景色を撮影するにはなんといっても超広角レンズが大活躍です。

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 15㎜で撮影

今度は場所をドイツからスイスに写しましょう。ザクセン・スイス国立公園も素敵ですが、3000メートルを超える山がたくさんあるスイスのスケールはまったく違います。上の写真は三大名山の一つアイガーになります。ユングフラウの麓から下山した時に撮影しました。スイス観光は今でも日本人に大人気ですが、スイスに行くなら超広角レンズは持って行って損はありません!

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 15㎜で撮影

こちらはスイスのゲルマ―湖。ここは2、3時間もあれば湖の周りを歩くことができます。とにかく湖の色が信じられないぐらいきれいなので、おすすめ場所です!

Nikon D750:Tamron 15-30mm f2.8 : 15㎜で撮影

これもスイスに旅行に行った時に撮影した一枚になります。アルプス山脈と天の川です。かすかに見える雪山が三大名山の、アイガー、メンヒ、ユングフラウになります。超広角レンズだと天の川撮影でも大活躍しますね。

旅行前にチェックしておきたいこと!

レンズの取捨選択について

荷物に制限がある旅行ではどのレンズを選択するかは悩みの種ですね。私は超広角レンズが大好きですが、それでも出番は標準ズームレンズの方が圧倒的に多いです。なので荷物に制限がありどちらか一本を選ばなければならない事になったら標準ズームレンズを選ぶと思います。もちろんどちらも持っていければ問題なし!

以前、超広角レンズがなくても意外となんとかなる、という記事を書きましたので興味のある方はご覧ください!

海外旅行に行く少し前に購入して慣れておくと良い!

超広角レンズはとにかくパースが付くなどと、いろいろと癖が強いレンズでもあります。きちんとメインとする被写体を決めないで撮影すると、とにかくいろいろと写りすぎて何を撮ったのか良く分からない写真になりがちですし、しっかり構えて撮影(水平を意識)しないと、建物などがやたら傾いてしまったりします・・・。

レンズに慣れるまでは、そうした失敗は付き物ではありますが、旅行に出かける少し前に購入してレンズの癖に慣れておくと、海外旅行でそうした失敗を減らすことができると思います!

おわりに

以前書いたこちらの記事では、あんまり超広角レンズで撮影した写真を紹介していませんでしたので、今回は超広角レンズで撮影した写真を紹介してみました。

私が使っているタムロンの15-30㎜f2.8はとにかく重くて取り回しが悪いですが、APS-Cサイズのカメラであれば小型の超広角レンズも多く発売されています。またフルサイズであってもミラーレスカメラの超広角レンズは結構小型化されていますね。なので持ち運びも大分楽になっています。

とにかく超広角レンズがあると違った写真が撮れるのでいつかは揃えたいレンズですね!