風景写真の撮り方!!地平線を意識しよう!地平線をどこにもってくるかで写真が変わる!【構図】

こんにちは。

みなさんは普段風景撮影をする上でどのような構図を意識していますか?私は最初の頃は風景撮影はライブビューで表示される水準器のマークに合わせて、地平線をど真ん中において撮影する事が多かったです。

しかしこれはこうした構図にしたい・・という意図があっての事ではありませんでした。最初の頃はとにかくカメラを真っ直ぐ立てて、水平を保って撮影するのが大事だと思い込んでいたわけです・・。

もちろんそれで良く撮れた写真もありますが、なんか面白くない写真もたくさんある・・・。

そしてある時その原因が地平線の位置にある事に気が付きました・・・。

ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は風景写真と地平線の話です!

私が最初の頃に撮っていた写真!水準器に騙される!

地平線が中央にある2分割構図

これは私がニコンのD750 を買ってから一番最初に撮影したドイツザクセン州にあるバスタイ橋の写真になります。私はこの後何度もこの場所から撮影をするんですが、この写真では地平線が真ん中となっており、画面を中央から2分割した構図となっています(ノーマルアングル/2分割構図)。でもこれは特別に意図しての事ではありません。

その当時は水準器のマークがきちんと緑色になっていることが大事だと思っていたんです!

なので私は風景写真で撮影する時は、どういうわけか、つねにライブビューの水準器がきちんと緑色になるようにして写真を撮っていました。

上の写真は水平はとれていますが、カメラが少し下を向いています。どうしてだかわかりませんが、これじゃだめだと思い込んでいたんです。

それから2か月後ぐらいに同じ場所から撮った写真が上の写真です。この時も当然カメラの水準器を頼ってセッティングしています。この写真を撮った時は最高の景色が撮れた喜んだんですが、それと同時に悔しい思いもしました。

その原因はこの5日前に撮った写真と見比べて、この写真が自分にとってベストではなかったと気が付いたからです・・。

この5日前に撮影した写真がこれです。

バスタイ橋に雪が降ったので朝日を狙って撮影に行ったのがこの写真になります。しかしこの日は割と厚めの雲に覆われており、まったく太陽が顔を出してくれませんでした。そのため5日後にリベンジをしにもう一度行ったわけです。だからこの写真は自分の中ではある意味失敗作なんですが、後でこの2枚を見て大きな違いに気が付いたんです。

  

そう、地平線の位置が違うと・・・。

二つとも同じ位置から撮影したのに、地平線の位置が全く違います。実は5日前に撮影した右の写真は、真っ白な空をできるだけ排除しようとした結果、このような構図となりました。そのおかげで、バスタイ橋とその奇岩がもっと画面一杯に写っています。

5日後に撮影した左のバスタイ橋の写真では、天気はほぼパーフェクトなのに、バスタイ橋の奇岩の下半分があんまり写っていません。

この二つを見比べて、もっと岩を構図に入れて撮った方がよかった・・、と後悔したわけです。そしてカメラの水準器にとらわれすぎていた事に気が付きました・・。

高い場所から撮影するならハイアングルで!!地平線を上の方に!

その後私は、この場所からは地平線を上から3分の1ぐらいに持ってくるのがベストの構図だという事に気が付きました。これだと岩の下の方まで写すことが出来ます。

地平線がだいたい上3分の1ぐらい

そしてそれがハイアングル(俯瞰構図)という物であることを後から知りました。

ハイアングルでは上から下を見下ろしているような印象を与えることが出来ます。ハイアングルで風景を撮影すると、奥行き感が少し失われ、全体的に平坦な印象となります。しかしこれらの視点は我々の普段の視点とは違っており、写真にちょっとしたインパクトを与えることが可能となります。

ハイアングルに重要なのは、自分が高い所から撮影するという事ではく、実際に下を見下ろすようにして撮影する事です。つまりカメラを少し下に傾けて撮影する事なんです。そうすると水平線の位置がだいたい画面の上から3分の1、もしくは4分の1の位置に来ます。地平線が上の方にあるというのが大事になります

地平線が上4分の1ぐらいに。

この写真はケルン大聖堂をビルの屋上から撮影したものですが、カメラを少し下に傾けて撮影しています。地平線はだいたい上4分の1ぐらいに来ていますね。

ノーマルアングル!知平線を中央に!

雪のバスタイ橋では採用した構図ですがが、カメラが上下に傾いておらず、私達の普段の視点に近いのにで、ノーマルアングルと呼ぶ事にします。

ノーマルアングルの特徴は、地平線(もしくは水平線)が画面の中央付近にあると言う事ですが、これは普段私たちが見ている視点に最も近い視点となります。そのため割と平凡な印象になりがちです。でもこれが上下対象となるような被写体を撮影する時には大活躍します。

その際たる例が水面の反射を利用したリフレクションですね。

水平線が丁度真ん中に

この写真はドイツにあるラコッツ橋と呼ばれる橋を撮影したものです。画面の下半分は水面の反射です。このようにリフレクションを入れて上下対象の写真を撮るときには、ノーマルアングルが大活躍します。上下対象に撮る事で、まるで一つの円のように写すことに成功しました

こちらはドイツマイセンにあるアルブレヒト城とエルベ川を写した写真です。こちらもノーマルアングル上下対象となっています。

これらの上下対象になった構図は上と下を2分割しているために2分割構図とも呼びますが、あくまで今回は地平線の位置(カメラのアングル)がテーマになっているので、ノーマルアングルとしました。

繰り返しになりますが、このような写真の魅力は上下対象である事です。カメラのライブビューの補助線などを利用して、しっかり地平線もしくは水平線が真ん中に来るようにして撮影しましょう!!!

迫力を出すならローアングルで!地平線は下の方に!

ハイアングルとは逆にカメラを少し上に傾けて撮影したのがローアングルです。私が住んでいるドイツでは、ローアングルを「カエルの視点」という言い方をします。カエルが上を見上げる様子に似ているからだと思いますが、要は下から上を見上げるように撮影するのがポイントです。

この場合もハイアングルと同じように、撮影者が立っている場所はそれほど問題ではありません。高い場所にいても見上げて撮影すればローアングルということになります。

上の写真では地面に近い位置からお城を見上げるようにして撮影したので、ローアングルの効果が良く表れています(ちょっとお城が工事中だってので、写真としてはそれほど良いものにはなりませんでしたが・・)。このようにローアングルで撮影すると、まず前面にある被写体を強調する事が出来ます。上の写真の場合だとがお城と比べて大分大きく写っていますね。このように手前の被写体をパースを活かして強調する事ができるのがローアングルの最大の特徴です。

この写真では背景には山があって分かりづらいですが、地平線はだいたい画面の下3分の1ぐらいに来ています。大事なのは自分が低い位置いる事ではなくて、あくまでカメラが下から上を見上げていることです。その場合地平線は写真の下の方に来ます!

こちらはドイツのエッセンにあるコークス工場を撮影したものです。かなり上を見上げるような感じで撮影しているので柱が盛大に傾いていますね。こちらは建物全体を写すために、地平線はかなり下の方に来てしまいましたが、このようにローアングルで撮影するとパースが強調されて迫力のある写真を撮る事が可能となります。

おわりに

今回は風景写真における地平線(もしくは水平線)の位置についての話をしてみました。ローアングルやハイアングルは私達の見慣れた視点とは違いますから、それだけで新鮮な印象の写真を撮る事が可能となりますね。

私はこれを意識するようになってから、大分写真が変わって来たと思っています。

個人的にはローアングルで撮影した写真が結構少ないので、今度意識的に挑戦してみようと思います!!