一眼レフ!ミラーレス!絞り!F値って何?絞りを理解し表現したい写真を撮ろう!

お気に入りのカメラを使いこなして良い写真を撮りたい!

そのためにもぜひとも押さえておきたいのが絞りF値です。これを理解する事でピントの合う範囲を自分の好みに調整する事ができるようになるので、表現の幅が一気に広がります。

今回はその絞りF値についての話です。

絞りって何?

絞りについて

絞りとはレンズから光の量を調節するために設けられた部分の事を言います。実際に何枚かの羽根が重なって、それを絞ったり開いた入りする事で取り込む光の量を調節するんですね。

カメラの絞り羽根

ちょっと光が反射していて見づらいかもしれませんが、何枚かの羽根が重なっていますね。レンズの絞りリングを回すことによってこの絞りが開いたり閉じたりします。

絞りリング

上の写真の白丸で囲んだ部分が絞りリングです。このリングを回すことによって絞りを開けたり締めたりすることが出来ます。ちなみにそれは昔の話で、今は絞りレンズがついているレンズは少なくなり、カメラ側のダイヤルを回して操作することが多くなっています。

右の写真のように絞りを開くと沢山の光を取り込むことができ、逆に絞りを閉じると少ししか光を取り込むことが出来なくなります。

F値とは?

ではF値とは何でしょうか?これはカメラに取り込む光の量を数値化した値の事です。F値はF1.4とかF2とか基準になる数字があらかじめ決められています。

F値がF1.4のように小さくなると絞りが開き多くの光を取り込むことが出来ます。逆にF値がF16のように大きくなると絞りが閉じるために、取り込める光の量は小さくなります。

一段絞る?F値の数値の意味は?

F値の数値を変化させることを良く一段絞るという言い方をします。一段絞ると入ってくる光の量が2分の1になります。

この数字を覚えるのはコツを抑えればそれほど難しくはありません。まず基準になる数字が二つあります。F1F1.4 です。使う数字はF1を2倍していった数字、それからF1.4を2倍していった数字になります。

上の図のようにF1を一段絞るとF1.4 になり、さらに一段絞るとF2となります。

ではもう一段絞るとどうなるでしょうか?次に来る数字はその前のF1.4 を2倍した数字のF2.8 となります。

さらにもう1段絞ると、その前のF2を2倍した数字であるF4となります。

ちなみにF8 を1段絞るとF5.6 の2倍した数字でF11.2になりますが、小数点以下を省略してF11になっていますね。

F値が変わると何が変わるのか?

入ってくる光の量が変わる!

F値が変わるとカメラに取り込む光の量が変わります。一段絞るとレンズを通して入ってくる光の量が2分の1になってしまうので、その分写真が暗くなってしまいます。逆に一段開くと入ってくる光の量は2倍になります。でもF値を変えると光の量が変わる以外にもっと大きな変化があります!

被写界深度(ピントの合う範囲)が変化する!

F値の最も大きな特徴は、それを変えることで被写界深度(ピントの合う範囲)を調節することができることです。

F2.8

上の写真を見て下さい。これはNikon105㎜f2.8というレンズで撮影したものですが、2番目の人形にピントを合わせてF2.8で撮影しています。2番目の人形にはピントが合っていますが、前後の人形はぼけてしまっていますね。では絞りを絞ってF値を大きくしていくとどのような変化があるか見ていきましょう。

少しずつ絞りを絞ってF値が大きくなると、被写界深度(ピントの合う範囲)がだんだん広くなります。まだ分かりづらいかもしれませんが、1番目と3番目の人形の顔がだんだんはっきりしてきました。

さらに一段ずつ絞っていきます。F11ぐらいまでくると1番目の人形の顔がだんだんはっきりしてきました。

さらに絞っていきます。4番目の人形の顔もだんだんはっきりしてきましたね。ピントは2番目の人形に合わせていますが、そこを中心にピントの合う範囲が前後に広がってきた事が分かります。

そしてこのレンズを最も絞った値であるF36 まで絞ってみました。ここまでくると1番目と3番目の人形もしっかりピントが合っていますね。4番目の人形の顔はまだすこしぼやけています。

このように絞りを絞ってF値をコントロールすることで、被写界深度(ピントの合う範囲)を調整し、自分の好みの表現をすることができるようになるのです。

まとめ
背景を大きくボカしたければF値は小さく、逆に前から後ろまでピントを合わせたければF値を大きくしなければなりません。

ちなみに被写界深度(ピントの合う範囲)はカメラと被写体の距離によって変わってきますがこの話はまたの機会に!

Aモード(絞り優先モード)で撮影しよう!

ここまで絞りの事が理解出来たら後は実戦あるのみですね。

だいたいどのカメラメーカーのカメラにもAモード(絞り優先モード)と呼ばれるものがついています。このモードに設定しておくと自分でF値をコントロールする事が出来ます。シャッター・スピードやISO感度などは適正な明るさになるようにカメラが自動で設定してくれますので非常に便利なモードです。

背景をぼかしたいときや、全体までピントを合わせたい時など、被写界深度を自分で好きに変える事が出来ます。私も普段の撮影では良く使うモードです。

おわりに

今回は絞りとF値についての話でしたが、F値を理解すると被写界深度(ピントの合う範囲)を自分で好きにコントロールすることが出来ます。写真の表現が一気に広がりますので、ぜひとも押さえておきたいポイントですね!

また下の記事では絞りの特徴を簡単に表した名刺サイズのカードを紹介しています。覚えるまでは財布に入れておくと便利です!