海外旅行!大聖堂や教会の内部を美しく撮影する方法を紹介!!

さて、今回は大聖堂や教会の内部を美しく撮影するにあたって、私が気を付けているポイントについて話してみたいと思います!

カメラの設定は?

まずはカメラの基本設定からですが、教会内は基本的に手持ちでの撮影になります。特に三脚を使用してはいけないという決まりはないんですが、まあ教会というのは基本的には信者がお祈りする場所ですから、そこはまあ三脚を使用しないのは当然の配慮かな、と思っています。(どうしても三脚を使用したい場合は、必ず事前に許可を求めましょう。美しい教会を素敵な写真に残したいという熱意を伝えることができれば、案外許可してくれると思います。)

というわけで手持ち撮影前提での話となります。

手ブレしないシャッタースピードを決める!

まずは手持ちでの撮影ですから、手ブレしないシャッタースピードを決めましょう。フルサイズ換算24㎜で撮影する場合は1/50秒、50㎜で撮影する場合は、1/100秒と焦点距離の2倍ぐらいのシャッタースピードで撮影するのが最も確実です。というのも教会内での撮影は上を見上げるという不安定な姿勢で撮影することが多くなるからです。なのでシャッタースピードには余裕を持たせたほうが良いです。

もちろんこれは個人の実力によっても違いますし、カメラやレンズに手振れ補正機能がついている場合はここからさらにシャッタースピードを遅くする事は可能です。

大事なのは自分が使っているカメラとレンズで手ブレしないシャッタースピードをしっかり把握する事。把握していない場合は余裕を持って焦点距離の2倍ぐらいのシャッタースピードを選択しておきましょう!

絞り(F値)を決める!

シャッタースピードが決まったら絞り(F値)を決めましょう。教会の特定の被写体(彫刻など)だけに焦点を当てたいのであれば、絞りを開いて背景をぼかす写真も良いと思いますが、今回はできるだけ全体にピントが合った写真を撮るという前提で話をします。

全体にピントがあった写真を撮りたいので、絞りをある程度絞る必用があります。これは自分の位置と被写体との距離によって異なりますので、一概には言えませんが、F5.6を基準に撮影するのがおすすめです。F5.6 で十分全体にピントが合っていればそれでOKですし、それでもあっていなければF6.3 ,F7,1と少しずつ絞りを絞っていって確認してください。場合によってはF4ぐらいでもピントが全体に合った写真にもなりますが、どのレンズも少し絞った方がレンズの解像度が上がりますので、そうした意味でもF5.6を基準に何枚か試し撮りするのが良いと思います。

ISOを決める!

シャッタースピードと絞りの値が決まれば、後はISO感度を決めるだけですね。ISOはAUTO(オート)に設定しておけば問題ないと思いますが、教会内部は暗い場合が多いのでISOは1000から1600ぐらいになる事が多いです。

どうしてもISOを上げたくない場合は、シャッタースピードをさらに落としても大丈夫かその場でチャレンジしてみましょう!

教会内は強い光が差し込むと白飛びしやすいので、ISOを上げすぎて白飛びしないように注意しましょう。

基本は左右対称!しっかりとした構図を決める!

教会の内部を撮影するにあたって重要なのは構図になります。だいたいどの教会も左右対称になるように建てられていますので、写真を撮るときも左右対称になる事を意識すると締まりのある写真を撮る事が出来ます。

左右対称にするために中央の縦ラインを決める!

まずは左右対称になるように中央の縦ラインを決めましょう。大事なのはきちんと被写体の正面に立つことです。正面に立っているかどうかを判断するポイントはいくつかありますが、この場合は二つあるオルガンを意識しています。きちんと正面に立つと手前と奥のオルガンがきれいに重なりますね。逆に少し右か左にずれて立つとオルガンがきちんと重ならないのですぐに分かります。このようにして、自分の立ち位置が正しいか判断しましょう。

縦が決まったら横のラインを決める!

縦が決まったら今度は横のラインです。できるだけ傾かないように、ファインダーの中に表示される補助線を利用して構図を決めていきます。この時四隅にあるものが左右できちんと同じ大きさで写っているかを確認します。この場合は丸で囲んだ部分で判断しました。手すりのアーチが左右3つずつ写っていますね。カメラが少しでも傾いてしまうと右は4つ、左は2つというようにずれてしまいます。

構図が決まったら、その場で辛抱強く撮影!

構図が決まったら、あとはできるだけ手ブレしないように、また構図がずれてしまわないように注意しながら撮影します。

少しでも傾いてしまうと、左右対称ではなくなってしまうので、ここは成功するまで辛抱強く何枚も撮影しましょう。

最後は現像時に微調整。

ここまでできれば、ほぼ成功です。しかし手持ちでファインダーを覗きながらの撮影では限界があります。最後の微調整はライトルームなどで現像する時に、傾きを直したり余分な部分はトリミングをするなりしてきちんとした左右対称の構図になるように微調整しましょう!

真下からも撮影してみる!

こちらは構図の作り方の応用編ですが、天井画がある場所の真下から撮影すると面白い写真が撮れることが多いです。この写真は天井からぶら下がるシャンデリアを真下から撮影しています。構図の作り方は先に書いた通りですが、縦、横、そして四隅に注意しながら構図を作って撮影しています。

真上を向いた撮影は結構しんどいです。手ブレには特に気を付けましょう!また腰に問題がある人は注意してくださいね!

光を意識しよう!

強い光はできるだけ避けよう!白飛びに注意!

教会には大きな窓が備えられているため、天候や時間帯によっては強烈な光が入ってきます。強烈な光が入ってくると、その分コントラストが高く、影が濃くなってしまうために、撮影するのが非常に難しくなってしまいます。窓に合わせて露出を決めると、教会内が黒潰れしてしまいますし、かといって教会内部がはっきり見えるように暗いところに合わせて露出を決めると、光が当たっているところがすぐに白飛びしてしまいます。

上の写真は世界遺産であるアーヘン大聖堂の天井のモザイク画を写したものですが、窓からの光が強く、天井画の一部がはっきり写っていません。この写真は決して失敗写真ではありませんが、こうした現象ができるだけ起こらないようにするのが理想ですね。まあこのぐらいはしょうがないですが・・。

こうした現象を避けるには、厚い雲が出ている日に撮影するのが一番です。雲のおかげで教会内部の明暗の差があまりできないからです。

とは言っても旅行中だったらそこまで気にする事はできないですよね。天気が良ければその分外で素敵な写真が撮れますから、まあそれは割り切りましょう。逆に旅行中に天気が悪かったら教会内部の撮影はチャンスです!

柔らかい光は表現として利用できる

一方、柔らかい光であれば積極的に表現に取り入れるのもありだと思います。上の写真は夕方に撮影したものですが、金色に輝く光が入ってきています。そして一つの窓から入ってきた光の線が見えますね。このように柔らかい光であれば、うまく表現として利用するのもありだと思います。

ちなみに太陽の光は日の出、日没の前後1時間ぐらいは柔らかくなりますので覚えておいて損はないです。

おわりに

今回は教会内部を撮影するにあたり私自身が気を付けている点をまとめてみました。見上げるようにして手持ちで撮影するのは結構大変なんですが、大事なのは我慢強く、時間をかけて構図を決めて撮影する事だと思います。。

教会内は本当に被写体が豊富です。しっかり切り取れば素敵な写真が沢山取れますので、ぜひともチャレンジしてください!

ちなみに教会によっては内部撮影禁止の所もありますが、ほとんどの所は撮影OKとなっています。それでもフラッシュはほとんどの教会で禁止されていますので注意しましょう。

教会の入り口には賽銭箱のようなものが置いてありますが、私は写真を撮ったら、そのお礼にいくらかお金を入れるようにしています。