星景写真!天の川を撮影する方法!おすすめアプリも紹介!

こんにちは!今回は天の川の撮影方法と紹介します!

天の川を撮影するには準備をしっかりしよう!

天の川を撮影するのは、事前にしっかり準備しておけばそれほど難しくはありません。なので、まずはどのように準備していけば良いのか見ていきましょう。

準備①天の川を撮影する場所を(被写体)決める。

まず大事なのが、どこで天の川を撮影したいのかを決める事です。天の川は残念な事にどこででも撮影できるわけではありません。天の川を撮影するためにはできるだけ、外部の光の影響を受けない場所に行く必要があります。都会だと都市部の光が強すぎる、もしくは空気が汚くて天の川を撮影することはかなり難しいです。なので山の中や田舎など、都市部の光の影響を受けない場所を見つける必要があります。

天の川だけを撮影するというのも一つの魅力ですが、できればきれいな風景と一緒に撮影出来るとさらに一味違った写真を撮る事が出来ます。なので、できれば、どういった風景と組み合わせるかも一緒に考えて場所を探すのが良いと思います!

私は以前は頻繁にドイツ東部のバスタイ橋の撮影に通っていたんですが、この景色を前景に天の川の撮影したくて何度も挑戦しました!

バスタイ橋の夜明け

準備①新月、もしくは月の出ていない時間帯で撮影する!

だいたい天の川を撮影する場所が決まったら、今度はいつ撮影に行くかを決めましょう!そこで重要となるのが月の満ち欠けです。

月が出ていると月の明かりが強すぎて天の川を見ることが難しくなってしまいます。なのでまずは月がほとんど見えない新月の前後二日ぐらいを目指します。

今はスマホのアプリがあるのでいつが新月でいつが満月なのか簡単にチェックすることが出来ますよ!

また新月ではなくても月が沈んだ後だったら月の光の影響を受けずに天の川を撮影できます。日によっては月が夜中の1時ぐらいには沈んでしまう事もあります。そういう時は1時以降だったらまったく月の影響を受けないで天の側を撮影することが出来ます。ただこれだと、撮影できる時間にかなり制限がありますから、はやり新月の日を狙って計画を立てるのが良いと思います。

天の川を撮影するなら夏がおすすめな理由
天の川は一年を通して見ることが出来ますが、撮影するならやはり夏場がおすすめです。その理由は夏場は天の川の一番濃い部分が地平線の上に出ているから!!。

LunaSolCal

私が最も良く使うのがこのLunaSolCalというアプリです。このアプリはその日の太陽と月の出入りを簡単に教えてくれるので非常に便利です。

上の写真は日の出日の入りに加えてその日のブルーアワーゴールデンアワーがいつからいつまでかを教えてくれるので、重宝しています。天の川撮影以外にも夕日や朝日の撮影で良く使っています!

準備③天の川を撮影する時間帯を決める!

撮影場所が決まって、撮影する日にちが決まったら今度は、撮影する時間帯を決めます!というのも天の川は常に動いていますので(というか地球は常に回転していますねで)、自分が撮影するポイントのちょうど真ん前に天の川が来る時間と言うのは限られています。丁度良いポジションにあるのはだいたい1~2時間ぐらいでしょうか。

これはスマートフォン用の写真撮影アプリを使う事で簡単に調べることが可能となります。私が良く使うのはPhotoPillsというアプリです。

PhotoPills

例えばPhotopillsには上の写真のように月のカレンダーがありますので、月の満ち欠けがバッチリ分かりますね。ちなみに今月は24日が新月となっていますので、22日から26日あたりが天の川を狙うのに良さそうだという事になります。

これはスマホをカメラモードにして家の天井をかざしてみたものですが、中央に写っているのが天の川です。このように撮影したい場所に事前に行ってカメラモードにすることで、どの時間のどの辺に天の川が来るのかを確認する事も出来ます。

より便利なのが上の写真の機能です。赤いポイントが撮影したい場所になります。黄色が太陽が出る場所、オレンジが太陽が沈む場所、水色が月の出る場所、青が月の沈む場所となっています。そして白とグレーの間が天の川の見える位置になります。これを使うと事前に自分が撮影したい場所からどの方向に天の川が見えるのかを確認することが出来ますので便利です。

StarWalk2

それから星の撮影に興味がある人におすすめなのがStarWalk2というアプリです。

私はこのアプリを天の川撮影の準備に使っているわけではないのですが、これがあると天の川撮影で待っている間などに、いろいろ遊べます。このアプリを開いたままスマートフォンで写真を撮るような感じで星空をみると、そこにある星の名前を教えてくれるので便利です。

天の川の撮影に必要な機材

ここまで準備ができたら後は実際に天気が良くなるのを待って出かけるだけです!雲があると天の川は見えませんので、ここは完全に運ですね・・・。

では早速機材を準備して撮影に臨みましょう!!!

必要な機材!
  • カメラ
  • F値の明るい超広角~広角レンズ
  • 三脚
  • レリーズ

まずはカメラですが、天の川を撮影するならばセンサーサイズは大きければ大きい程良いです。天の川を撮影するにはISOを3200とか6400とかに上げて撮影する必要がありますので、センサーが大きいカメラの方がノイズの量が少なくて済むからです。と言ってもAPS-Cサイズのカメラでも十分に撮影できますし、まずは手持ちのカメラでチャレンジしてみることをお勧めしたいです。

天の川の撮影ではシャッタースピードを遅くすると星が点でなくて線で写ってしまうので、シャッタースピードはできるだけ短くしたいところです。そのために必要となるのがF値の小さな明るいレンズです。だいたいF2.8 ぐらいであれば十分に撮影できます。また焦点距離もより小さな(より広角)レンズを選んだ方が、星の移動が目立ちにくく、さらに天の川をより広く長く写すことが可能となりますね。

後は長時間露光するために三脚は必須となります。長時間露光中は風の影響も受けやすいですからできるだけしっかりした三脚を選びたいところですね。ただ天の川を撮影する時は天気が良い時になると思いますから、悪天候による三脚への影響はそこまで心配する必要はないかもしれないです。

あとはレリーズがあった方が撮影をよりスムーズに行う事が出来ると思いますが、これはセルフタイマー機能でも代用可能!!

いざ撮影に

バスタイ橋と天の川

ピント合わせはマニュアルで!

一番大きい星にピントを合わせる

天の川を撮影する時はオートフォーカスではなくてマニュアルでピント合わせをする事になります。どこにピントを合わせるかというのが問題ですが、私は一番大きい星にピントを合わせることにしています。

まずはカメラの設定をオートフォーカスからマニュアルフォーカスに切り替えましょう!

そして一番大きな星を見つけたら、それをライブビューで拡大してピントリングを回しながらピントを合わせていきます。ピントが合っていないと星の光がぼけて大きく写りますが(玉ボケのような感じ)、そこからピントを合わせていくと、次第にその光の玉が小さくなってになっていきます。この点が一番小さくなった時がピントが合っている状態です

一度星にピントを合わせたら、ピントリングが動かないようにマスキングテープで固定したほうが良いという意見も見かけますが、私は特にそうしたことはありません。天の川の撮影中に構図の微調整をすることもありますし、構図を変えるたびに結局ピントを合わせ直す事になるのがその理由です。

大きな星にマニュアルでピントを合わせるのは決して難しくないですよ!

レンズの無限遠にピントを合わせる!

距離指標を無限遠(∞)に合わせる

もう一つの方法としてはレンズの無限遠(∞)にピントを合わせる方法があります。これは大きな星が見つからなかった場合などに有効な方法となります。

しかしレンズの距離指標を無限遠に合わせてもそこでピントが合わないレンズが結構あるので注意が必要です。例えば私が使用しているシグマの24-105㎜f4は無限遠にピントを合わせてもまったくピントが合いません。このようなレンズは決して少なくないので、自分の手持ちのレンズの距離指標がどのぐらい正確か一度自宅で撮影して確認することをお勧めします!(最近はこの距離指標がなくなっているレンズも増えていますね。)

とは言っても天の川を撮影する時は基本的に天気が良い日になりますから、大きな星が見つからないという心配はほとんどしなくて良いと思います。

カメラの撮影設定!

では、カメラの設定を見ていきましょう!まず私は以下の基本設定から撮影をスタートします。

カメラの設定
  • F値:2.8 (持っているレンズで一番小さい値)
  • シャッタースピード:20秒
  • ISO:3200

まずF値ですが、これは基本的には小さければ小さいほうが良いです。私はタムロンの15-30㎜f2.8を使用していますので、F値を2.8に設定して使っています。シグマから発売されている14㎜f1.8とかのレンズであれば、F値を2.8よりもさらに小さくして撮影することも可能ですね。

レンズによってはサジタルコマフレアが発生
明るければ明るいに越したことはありませんが、レンズによっては絞り開放時に周辺部でサジタルコマフレアが発生する場合があります。サジタルコマフレアとは本来点で写るはずの星が羽根を広げた鳥のような形になってしまう現象です。これは私が所有しているニコン20㎜f1.8でも見られますが、少し絞ると解消します。

次にシャッタースピードですが、これも短ければ短い方が良いです。シャッタースピードを長くすると星が点ではなくて線で写ってしまうからです。ただ広角レンズでの撮影であればだいたい20秒から25秒ぐらいだったら気になりません。なので20秒をスタートにしています。

そしてISOですが私は3200からスタートしています。

以上の設定で撮影してみて天の川が写っていればOKです。あとは撮った写真の露出(明るさ)を見ながら、明るければISOを3200より下げ、逆に暗ければISOを3200よりも上げることで調整していきます。ISOはできるだけ下げたほうがノイズの少ない写真を撮る事が出来ます。

あともちろんシャッタースピードを変える事でも露出を変える事が出来ます。この場合はシャッタースピードを伸ばしすぎて星が線にならないように注意しましょう!

天の川の露出は必ずヒストグラムで確認しよう!

この基本設定で撮影を始め、後は天の川の明るさを見ながらISOを上げ下げして露出を調整していくわけですが、その露出が適正かどうかを判断する材料となるのがヒストグラムです。

上の図がヒストグラムになりますが、カメラのライブビューにもヒストグラムを表示させることが出来ますね。上のヒストグラムだと山が大分左側にありますが、これだと少し露出が少し暗すぎます。

今度は山が少し中央よりになりましたが、山の位置がだいたい左3分の1の位置になるように意識して露出を決めると丁度良くなります

ヒストグラムで露出を確認することは天の川の撮影では非常に重要です

天の川を撮影する場所というのは非常に暗いです。そんな中ででカメラのライブビューで撮れた写真を再生してみると非常に明るく感じられます。

しかしこれが落とし穴です!その場でライブビューで確認した時は十分な明るさだと思っても、これはライブビューが明かるいからそう感じるだけで、決して露出が丁度良いわけではないのです

これは私の失敗談でありますが、家に帰ってチェックしてみたら、その場では丁度良い明るさだと思ったのに、どの写真もほとんど真っ暗に近かったという事があります・・。モニターが明るかっただけでした・・・。

しかしヒストグラムをチェックしていれば、ライブビューの明るさに惑わされることが無くなります。私のような失敗をしないためにも、ISOやシャッタースピードを動かして露出を調節する際はぜひともヒストグラムを参考にしましょう!

それから以下の記事で撮影にあると便利なグッズをまとめてみました。天の川撮影は待っている時間も長いのでこれらのグッズがあると便利だと思います!

おわりに

今回は天の川の撮影方法をざっと紹介してみました。天の川はせっかく準備をしても天候に左右される事が多いので、そういう意味では撮影するのは決して簡単ではありませんが、条件さえそろえば技術的にはそれ程難しくはありません。

私は今ドイツ西部に住んでいるんですが、この辺は残念ながら自然がそれほど多くないので、天の川を撮影するの事ができないので残念です。いつかアイスランドに行って天の川かオーロラ撮影に挑戦したいですね。