撮影テクニック!NDフィルターとは?NDフィルターを使って観光客を消してしまう方法を紹介!

こんにちは。

せっかく旅行に来たのに、いざ写真を撮ろうと思ったら人があまりにも多すぎてうまく取れなかったという経験はありませんか?

私はしょっちゅうそのような場面に遭遇します。

でもそんな時でもある裏ワザ(と言うにはポピュラーすぎますが・・。)を使えば観光客を消してしまう事が可能です。

今日はそんな裏技とそれを使って撮影した写真を紹介します。

そこで登場するのがNDフィルターです

まずはNDフィルターとは?

まずはNDフィルターの役割を簡単に紹介しましょう!

NDフィルターというのは黒い色のついたフィルターでレンズの前に取り付けることが出来ます。これはサングラスのようなもので、装着する事で入ってくる光の量を少なくすることができるんです。そしてその結果シャッター時間を長くする事が出来ます。つまり明るい状況でもシャッタースピードを長くした撮影を可能としてくれるのです。

NDフィルターにはそれぞれ濃さに応じてND4、ND8、ND16~ND400、ND1000などが販売されていますが、数字が小さいほどフィルターの濃度が薄く、数字が大きいほど濃くなります。

NDフィルターの数字の意味は?
NDフィルターの後の数字は光の量を表しています。ND4の場合は光量が1/4、ND8の場合は1/8、それからND1000の場合は1/1000になります。

上の写真はND8フィルターを装着して撮影していますが、ND8を装着する事でシャッタースピードを3段分程遅くすることができるようになります。この写真はシャッタースピード1/4秒で撮影しましたが、シャッタースピードを長くしたことで滝の水の流れをなだらかに表現することができました。

このようにNDフィルターを使えば、シャッタースピードを長くした撮影が可能になりますが、実はシャッタースピードをさらに長くすると、なんと動いているものを写真上から消してしまう事が可能となるのです!!

そこで今回はND1000フィルターを用いて厳島神社の鳥居を撮影してみます!

NDフィルターを買うときは
NDフィルターは角型の物や、レンズに直接取り付けられる丸形のものなど様々なものが売られています。レンズのフィルター径によって大きさも変わりますので、自分のレンズに合ったものを購入しましょう!

例①厳島神社の鳥居を撮影してみる!

まず普通に撮影してみるとこんな感じ!

ISO100、F8、1/800秒で撮影

去年のゴールデンウィーク中に厳島神社に観光旅行に行きましたが、その時に撮影した一枚です。結構水が引いてきたところだったので、観光客が鳥居の前までやってきています。

これはこれで観光写真としては良いのですが、せっかく世界遺産にも登録されている厳島神社ですからね。一味違ったもっと作品っぽい写真を撮ってみたい!!

というわけでNDフィルターを使ってみます!

ND1000フィルターを使用して撮影!

シャッタースピードを長くしても人が動かないと消すことはできません。なのでできるだけシャッタースピードを長くして、その間に人があまり止まらずに動いてくれる事に期待します。

なのでシャッタースピードを長くするためにND1000というフィルターを装着する事にしました。このフィルターを装着すると光の量が1/1000になりますが、これは10段分に値します。シャッタースピードを1/1000秒で撮影した時と同じ明るさにするためには、フィルター装着時には1秒が必要になります。

しかし実際はそんなややこしい計算は不要です。とりあえず、1枚撮影してみて、暗すぎればさらにシャッタースピードを長く、逆に明るすぎればシャッタースピードを短くして調整すれば良いからです。数枚撮ればバッチリです!

なので計算はさておき、ND1000のフィルターを装着して撮影した写真を見てみましょう!

ISO64、F16、10秒で撮影!

だいたい好みの明るさにするのに10秒ぐらいの時間を必要としました。できるだけシャッタースピードを長くしたかったので、絞りをさらにF16 まで絞り込み、さらにISOも64まで下げました。シャッタースピードが10秒もありますので、もちろん三脚も使用しています!

こうする事で、船と観光客を少しだけ消すことに成功しました。完全に消すことはできませんが、それでも人と船が残像になる事で、適度な動きを取り入れることが出来きたかなと思います。完全に人が消えてしまうと、それはそれで寂しい感じもしますので、このぐらいでOK!

またNDフィルターの効果は船と観光客を消してしまう事だけではありません。水面に注目してください!

シャッタースピードを10秒まで遅くしたことで、水面の波が平らになりました!

今回はNDフィルターを使う事で、人の姿を消し、さらに水面を平らにする事に成功しました!

例②ケルン大聖堂の正面を撮影してみる。

ISO100、F13、65秒で撮影

今度は夜にケルン大聖堂を正面から撮影してみました。夜といってもまだ夕方6時ぐらいなので、ものすごく人が多いです。しかもケルン大聖堂は駅の目の前にあるので、駅に行く人がみんな私の目の前を通過していきます。

なのでこの日も人を消すためにNDフィルターを装着して撮影しました。

今回は夜景と言う事で、NDフィルターがなくても10秒ぐらいのシャッタースピードが必要になりますが。でもとにかく人が多いので、できるだけ人を消すためにさらにシャッタースピードを長くしたい。

なのでここでNDフィルターの出番です。今回はND8のフィルターを使用しました。

絞りをF13まで絞って65秒ほど露光してみましたが、ほとんどの通行人を消すことに成功しました。でもほぼ1分間立ちっぱなしだった人は消すことはできませんでした・・。

それでもまあ良い感じになったのでこれでOKとします!!

いちおう試しにシャッタースピードを180秒ぐらいにして撮影してみたんですが、何枚撮影してもその場を動かない観光客がいたため、完全に観光客を消し去る事はできませんでした。まあそれがいやななら人気のない夜の11時とかに行って撮影するしかないですね・・。

シャッタースピードが30秒を超えたらバルブ撮影をしています。バルブ撮影にするとリモコンのシャッターボタンを押している間ずっとシャッターが開きっぱなしになります。タイマーが付属したリモコンを使うと便利ですが、私は腕時計を見ながら撮影しています。

おわりに

このようにNDフィルターを使うと、また違った表現をすることができるようになります!今回は観光客を消す事を目的として使用しましたが、NDフィルターがあると他にもいろんな表現が可能になりますので楽しいですよ!