ポピーの花を美しく撮影する方法と気を付けたいポイントを紹介!

こんにちは。

まだ外出自粛は続いていますが、ポピーの季節が近づいてきましたね。今年はまだ撮影に行けていませんが、私も毎年ポピー撮影に挑戦しています!今回はポピーを撮影する方法と、私が気を付けた点などを紹介したいと思います。

ポピーの見ごろは?場所は?

住んでいる場所にもよりますが、ポピーの見ごろは日本では4月の下旬から6月の上旬ごろにかけてとされていますね。例えば東京にある昭和記念公園にあるポピーの見ごろは5月中旬から6月上旬ごろとされていますので、それより南の地域だとこれよりも見ごろは早く、北の地域だと見ごろはもう少し遅くなりそうです。

私が住んでいるドイツだと見ごろは6月に入ってからになるので、日本よりもちょっと遅いですね。

ポピーを観察できる場所ですが、日本には全国各地にポピー園(ポピー畑)があります。これらのポピー園は良く管理されているために非常に見ごたえがありそうですね。羨ましいです!

ちなみにドイツの場合だと、公園というよりは麦畑などの畑にランダムでポピーを植えている事が多いですね。これは作物の連作障害を避けるためにそうしているのではないかと思いますが、毎年場所が変わってしまうのでベストスポットを見つける事がなかなかできません・・。

ポピーを美しく撮影する方法!

では早速ポピーをきれいに撮影方法と気を付けたい点を紹介したいと思います。すでにサムネールでも使用しましたが、以下の写真をどのような点に気をつけて撮影したのかを紹介していきたいと思います。

撮影データ
  1. 夕方に逆光で撮影。
  2. 焦点距離はフルサイズ換算で90㎜(使用カメラはソニーα6000+Sigma60mmf2.8 )。
  3. 被写体との距離は:ポピーに近づいて撮影。
  4. 角度:ややハイアングルから撮影。
  5. F値:F2.8。
  6. ピントの位置:一番手前よりもやや奥の花。

①光:ポピーには逆光が良く似合う!

順光で撮影したポピーも十分に美しいですが、ポピーには何と言っても逆光が良く似合います。その理由は花びらが薄く透けてくれるからです。またポピーの茎や蕾は小さな毛がついているために、逆光で撮影するとそこにも光が当たって非常に美しいです。

逆光で花びらが透けて毛に光が当たる。

逆光の中でも特に夕日や朝日などの柔らかい光との相性が良いです。特に夕日をバックに撮影するとドラマチックな写真を撮る事が可能となります。

こちらの写真は曇りの日に撮影したポピーになります。曇りの日に撮影すると、影の部分が少なくなり、ポピーの色を均一に引き出すことが出来ますので夕日の撮影に次いでおすすめです。曇りの場合はあんまり空を入れないような構図づくりも必要となります。

真昼間の撮影は注意

天気の良い日の昼間にポピーをする場合は多少注意が必要です。光が非常に強いために、光の当たっている部分と当たっていない影の部分のコントラストが非常に大きくなってしまいます。特に影の部分はほとんど黒っぽく写ってしまうために、ポピーの美しい色が十分に写せなくなってしまいます!

②焦点距離:中望遠から望遠レンズを使って圧縮効果を狙おう!

ポピー畑を撮影する上でおすすめのレンズは中望遠レンズから望遠レンズで撮影する事です。広角レンズや標準レズで撮影すると、花の一つ一つの距離が遠く離れて写ってしまいますが、中望遠レンズから望遠レンズで撮影すると花と花の距離が近づくために、より沢山花があるような印象になります。いわゆる圧縮効果という奴ですね!

また中望遠レンズで撮影すると、写る背景が少ないために背景を整理しやすいというメリットもあります。人が多かったり、あまり背景がきれいではない場合に非常に役に立ちますよ!

標準レンズで撮影

この写真はソニーのα6000にシグマの30㎜f2.8を装着して撮影しました。フルサイズに換算すると45㎜の画角に相当しますね。この写真だとシグマ60㎜f2.8で撮影した場合と比べて、より広く写すことには成功していますが、多少遠近感が強調されてポピーの花は奥に行くにしたがってどんどん小さくなっています。

③距離:ポピーにはできるだけ近づこう!

ポピーは非常に小さな花ですから、遠くから撮影するとインパクトに欠けた写真となってしまいます。ためしに少し離れたところから撮影した写真を何枚か見て見ましょう。

こちらは焦点距離60㎜(フルサイズ換算90㎜)で撮影した写真になります。ポピーから離れて撮影しているために、いまいち迫力のない写真となっていますね。

こちらは少し離れたところから望遠レンズを使って撮影しました(フルサイズ換算270㎜)。望遠レンズを使用した事で、圧縮効果が得られより花が密集した印象にはなりましたが、何が主題なのか良く分からない写真となってしまいました。

なのでポピーの花を撮影する場合はできるだけポピーに近づいて撮影することが大事です。近づくことで小さなポピーも大きく存在感があるように写すことができるようになります!

④アングル:おすすめはハイ・アングル!

ハイアングル

ポピーを撮影する上ではアングルも重要となります。私のおすすめはハイアングルです。少し上から撮影する事で、奥まで沢山のポピー写すことができるようになるからです。

普通目線

試しに普通の目線で撮影すると奥のポピーを全く写すことができません。これだといったいどのぐらいポピーが咲いているのかが分かりづらいですね。

ややローアングル

こちらはややローアングル(花より低い位置から撮影)で撮影した写真になります。ローアングルだと普通目線同様に多くの花を写すことが出来なくなります。しかしポピーの花に近づいてローアングルで撮影すると一つの花を主題てした撮影することができるようになります。あんまり沢山ポピーがない場所などでは、ローアングルを試してみると全く別な表現になるので面白いですよ。

⑤F値:適度にぼけるぐらいがおすすめ

次はF値ですが、F値をどのように設定するのによって大きく違った写真になります。私がおすすめなのは適度にぼかして撮影する事です。私はF2.8 で撮影しました。ボケ量はレンズの焦点距離やセンサーのサイズ、さらには被写体との距離感において変わってきますが、だいたいAPS-CサイズのカメラだったらF2.8 ~F4ぐらい、フルサイズだったらF4~F5.6 ぐらいだと適度なボケが得やすいと思います。

適度なボケだとピントが合っている位置の手前と後ろがややボケます。この前ボケ後ボケを入れる事でより立体感がある写真となります。ためしに絞り込んだ写真を見てみましょう。

これはF値をF20まで絞り込みました。太陽の光芒をはっきりさせるためです。また絞り込んだ結果ポピーの全体にもピントがあった写真となっていますね。全体にピントがあってはいますが、沢山あるポピーのどのあたりに視線を誘導したいのかが分かりづらくなっています。

まあこの辺は最終的には撮影する人の好みです。F値が大きくなればなるほどピントの合う範囲が広くなりますので、その都度印象が変わってきます。

F値を変えながら何枚も撮影して、その中から好みの写真を選ぶのが確実ですね。

⑥ピントの位置:手前よりも少し奥

ポピーの花は沢山ありますから、どのあたりにピントをもってくるのかというのも重要なポイントとなりますね。私がおすすめするのはピントを一番手前のポピーではなくて、少しだけ奥の方のポピーに合わせる事です。その理由はそうすることで手前が少しだけぼけてくれるからです。F値の時にも触れましたが、前ボケを取り入れることで、ピントの合った部分をより強調する事が可能となります。それによってよりその部分が引き立つとでも言いましょうか・・・。

試しに一番手前のポピーにピントを合わせた写真も見てみましょう。

こちらは一番手前のポピーにピントを合わせて撮影しました。ピントの位置が変わると結構印象が変わりますね。これはこれで悪くないと思います。個人的には、少し奥にピントが合っている方が、視線が手前から奥にむかって誘導されるために、より奥行きがある写真に仕上がっているように感じますね。

F値の場合と同様に、ピント位置も撮影する時に少しずつ変えてみると面白いかもしれません。

おわりに

もうすぐポピーシーズンの到来という事で、ポピーの撮影方法を紹介しました。もちろんこれは沢山ある表現のうちのたった一つにすぎません。

まだ外出もままならない状況ですが、できればポピーのシーズンが終わる前にコロナが収まってくれることを願いたいものですね。