桜の花を撮影する方法!マクロや望遠レンズを使えば近所の桜もきれいに撮れる!!

ここ最近はコロナウイルスの影響で外に写真を撮りに行くことが全くできていませんが、庭の桜(八重桜)が満開になりましたので、撮影してみました。

今回は私のお気に入りの一つとなっているニコン105㎜f2.8Micro(正式にはMicro NIKKOR 105mm 1:2,8G VR)というマクロレンズを使って色々と撮影してみましたので、その方法を紹介します。

105㎜マクロレンズを選択した理由!

私は今回焦点距離105㎜のマクロレンズを選択しましたが、その理由はマクロレンズを使うと構図を整理して良い部分だけを撮影することができるから!

今回私が撮影したのは、自宅マンションの庭に咲いている八重桜です。川辺の桜などとは違って決して景観が良いとは言えません・・・。普通に撮影しようとすると建物の外壁や塀、自転車などがどうしても写りこんでしまいます。(現在私が住んでいるドイツはコロナウイルスで接触禁止令(州によっては外出禁止)が出されていますので、良い景観を探しにむやみやたらに外出するのも難しい状況です・・。)

しかしマクロレンズを使えば、そんな決して最高の景観とは言えない庭の桜もきれいな部分だけを切り取って写すことが可能です!!

マクロレンズならば最短撮影距離が短いので、花との距離を調節することによって、余計なものが写りこまないように構図の整理をすることが可能となります。背景の物や建物がじゃまだ・・・というような時でも、もう少し花に近づくことで、邪魔なものを写らなくすることが出来るわけですね。

桜はきれいに咲いていますから、それを撮影しないのはもったいない!と言うわけで今回はこのマクロレンズを使って、庭にある桜を色々な方法で撮影してみましたので紹介したいと思います!

※マクロレンズがなくても70~300㎜などの望遠レンズを使用すれば構図を整理して余計なものが写りこまないように撮影することが可能です!今回紹介する写真のほとんどは望遠レンズでも撮影可能ですよ!

桜の花を撮影してみる!

順光で撮影する!

まずはスタンダードに青空を背景に入れて順光で撮影してみました!!

やっぱり青い空とピンクの桜のコントラストは春らしくてきれいですね!天気が良ければ一枚はこのような写真を撮っておきたいものです。ただ青空をバックにした桜の写真は良く目にするだけに、目新しさのようなものは期待できませんね。

それでも晴れた日に見る桜はやっぱりきれいです!

撮影の注意点としては、光が強すぎると桜の花びらが白飛びしやすくなることが挙げられます。できれば真昼は避けて早朝や夕方の柔らかい光で撮影すると良いと思います。私は土曜日の午前8時頃、朝食前に撮影しました!

ポイント

日の光が強すぎると桜の花びらが白飛びしやすくなるので、光の柔らかい午前中や夕方おすすめ!

逆光での撮影

今度はちょっと場所を移動して逆光で撮影できる場所を探してみました。

太陽をバックに入れる。

まずは思い切って太陽を花の後ろに入れて撮影しましました。このようにして撮影すると角度によってはゴーストやフレアが盛大に発生しますが、それを意図的に写真に入れてみるのは表現としては十分にありだと思います!

私は日中の太陽を後ろに持ってきましたが、夕日を後ろに持ってくるとまた違った印象になります!私の家の庭では夕日が建物に隠れてしまって無理でしたが、可能であれば夕日でも挑戦したいところです。

気を付けたい点としては、太陽部分で露出を合わせてしまうと、手前の花の部分が暗くなっていまう事です。太陽の白飛びを恐れずに、思い切って露出を明るめにして撮影しましょう!!

ポイント

逆光だと花が暗く写りがちなので、露出を明るめに撮影しよう!

背景の暗い部分を選んで花だけを強調

こちらも逆光での撮影になりますが、今度はマンションの外壁で日陰となっている部分を背景に選んでみました。背景の日陰の部分と光の当たった花とのコントラストが大きいので、花に合わせて露出を決めると、背景がほぼ真っ黒になります。こうする事で邪魔なマンションの外壁を黒く消して花だけ強調する事が可能となります!

マクロレンズを使っていますので、もう少し花に近寄ってみましょう!!そうするとさらに花だけを強調する事が可能となりますね。このような写真は普段目にしている光景とはまったく違いますから新鮮さが期待できます!

ポイント!

花に光が当たっている場合、暗めの場所を背景に持ってくると背景を真っ黒にする事が出来ます。余計なものを写さずに花だけを強調する事が可能となります。

日陰+横からの光で撮影する

ではまた場所を変えてみましょう!!

今度は光と影のコントラストが大きくならないように、日陰の部分の花を選んでみました。日陰だとコントラストが弱くなるので桜の花びらの色がきれいに表現できます(曇りの日も同様)!でもまったく光があたらないのも少し退屈になるかもしれないと思い少しだけ横から光が当たる場所を選びました!個人的には日陰+少しだけサイド光で撮影した写真が一番気に入っています。


ちなみに完全に日陰に入った花を撮影するとこんな感じになります。光が当たっていないので明暗さがなく全体的に均一にピンクの色がでます。もう少し露出を明るくするとピンクのパステルカラーを強調する事が出来ますね。サイド光はあくまでもこれをベースにアクセントとして取り入れています!基本的に日陰の場所や曇りの日の撮影はおすすです

ポイント!

サイドからの光が多くなりすぎないように気を付けましょう!サイドからの光が多すぎるとコントラスト強くなりすぎて桜のピンク色を表現するのが難しくなります。光が当たっている部分に合わせて露出を決めると影になっている部分が暗くなりすぎ、逆に暗い部分に合わせて露出を決めると光の当たっている部分がすぐに白飛びしてしまうからです。

つぼみをアップして撮影

だいたいこの日の光で撮れる写真は撮りましたので、あとはマクロレンズの特性を生かして接写してみたいと思います。

今度は花ではなく開きかけのつぼみを選んでみました。こちらはマクロレンズの特性をいかしてぎりぎりまで被写体に寄って撮影しました。

枝が風で揺れるたびにピントが盛大にずれてしまいますので、ピントを合わせるのは結構大変です。風がやんだタイミングを見計らって何度も撮影して、ようやく撮れたのがこの一枚になります。

これはうまく行くまで辛抱強く何枚も撮影するしかないですね。ちなみにマニュアルフォーカスで蕾の一番中心の花びらにピントを合わせました。

ポイント!

ピントがあった写真が撮れるまで何枚も根気よく撮影しましょう!

蜂と一緒に撮影(おまけ)

こちらは八重桜の隣にあった、プルーンの花になりますが、熊蜂がせっせと花粉を集めていたので撮影に挑戦してみました。もし近くにこのような昆虫がいた場合は積極的に写真に取り入れてみましょう!

でもせっせと動いている昆虫にピントを合わせて撮影するのはなかなか難しいです・・。ピントは昆虫の羽根の辺りに合いましたが、頭の方はすでにボケ始めてしまったのはちょっと残念です・・・。もう少し絞りを絞るか、連射で撮影するかしないといけませんね。

カメラの基本設定は?

オートフォーカスの設定は?

風がない時

風がないときは一点オートフォーカス(AF-SのS)を用いてフォーカスポイントを花の中心(おしべとめしべ)の所に手動で動かして撮影しています。自分がピントを合わせたいところを選択する事ができるのでおすすめです!

風があるとき

風がない日で一点オートフォーカス(以下AF)でも問題ありませんが、風が少しでも吹いていると桜の花びらが前後してピントを合わせるのが結構難しいです。なのでそういう時はAFを追尾オートフォーカスモードに設定しましょう!(ニコンやソニーはAF-C、キヤノンはAIサーボAF)。

シャッターボタンを半押ししている間は桜の花びらを追いかけてピントを合わせ続けてくれますのでピントを外す確率をかなり減らすことが出来ます

シャッター・スピードは?

日中での撮影はシャッタースピードは特に意識しなくても問題ないです。直接日が当たっている場所を撮影する場合、十分なシャッタースピードが得られると思います。私はだいたい1/500~1/2500秒ぐらいで撮影できました。

ただ日陰の花びらを撮影する場合は、シャッタースピードが下がりすぎると被写体ブレを起こしてしまいますので、遅くなりすぎないように注意する必要があります。具体的にどのぐらいのシャッタースピードで撮影すれば良いのかは、風の強さによって変わってきますので、ひとまとめに言う事ができませんが、もし被写体ブレを起こしてしまった場合は手動でシャッタースピードを上げて対処しましょう!

とりあえず、日陰で撮影する場合は被写体ブレを起こしていないか撮影した後でライブビューで確認しておきましょう!

ピントはどこに合わせる?

マクロレンズのように被写体に寄って撮影する場合は、どこにピントを合わせるのかが重要になります。被写体に寄れば寄る程ピントの合う範囲が狭くなってくるためです。なので花にピントを合わせても手前はピントが合っているけれど奥はぼけているという事が良く起こります。

私はまずはメインとなる花を決めて、その花の中心のおしべとめしべにピントを合わせて撮影しました。ただおしべとめしべも結構立体感がありますから先端の部分で合わせるか奥の部分で合わせるかで大分違った印象になります。個人的には奥の方にピントを合わせたほうがより写真が締まった感じになると思います。

こうしたピント位置を確実にするためには、ライブビューで拡大してマニュアルでピント合わせをするのが一番なんですが、枝も結構揺れたりしますから、ライブビューでの拡大マニュアルピント合わせ至難の技です(風がなければ問題なし)。

風が吹いているときはピントが合った写真が撮れるまで何枚も撮影しましょう

おわりに

今回は近所にあるごく普通の桜のきれいな部分だけを写真に撮りたい、という事でマクロレンズを使った撮影の様子を紹介してみました!(最初の方にも書きましたが、こんな感じの写真はマクロレンズがない場合は望遠レンズでも撮る事が可能です!)

私の住んでいるマンションの庭は夕方は完全に日陰になっていまうので無理でしたが夕日をバックに入れたりすればまた違った写真が撮れると思います。それから雨の日に雨のしずくをいれて撮影するというのも良いかもしれませんね。

今年はもうチャンスは過ぎてしまったので、また来年挑戦したいです!