こんにちは。
これまで「たんぽぽの綿毛としずく」の写真撮影に3回ほどチャレンジしてきましたが、今回はタイトルの写真にあるように、本格的にカラーしずくを使用した写真撮影に挑戦してみました!まだうまく行かない部分ありますが、失敗例も含めて撮影の様子紹介します!
目次
今回の撮影に用意した物!
それではいつも通り撮影に用意した物から見ていきましょう。
- たんぽぽの綿毛
- シリコン製の耳栓
- お盆
- 水
- グルーガン
- ピンセット
- 注射器(水滴作り用)
- 万年筆のインク
- 食紅
- ストロボ
- 背景画用紙
- カメラ3点セット(カメラ+マクロレンズ+三脚)
まずはタンポポの綿毛ですね。私は以前公園で摘んできた綿毛を乾燥させたものを使用しました。
そして今回も水面の反射を撮影するのが目的だったので、お盆と水を用意します。今回は底が少し深かったのでお盆の代わりにオーブンのトレーを使ってみました。綿毛をお盆に立たせるために、シリコンとグルーガンを用意しましたが、それに関しては下の方で説明します。
それからカラーしずくをつくるために、万年筆のインクに加えて、さらなるカラーバリエーションを得るために家にあったお菓子用の食紅を使ってみました。
また今回はLEDライトの代わりにストロボを使用して撮影する事にしました。壁にバウンスさせて使用するつもりです。いちおう白い壁を背景にするつもりでしたが、バリエーションとして色画用紙も用意しました。
あとはいつものカメラ3点セットですね。私は今回も今回もニコンのD750 +Micro Nikkor 105mm f2.8Gで撮影に臨みました!綿毛としずくの撮影ではマクロレンズが必須となります!
セッティングと準備編
ではセッティングの様子を見ていきましょう。今回は下の図のようにセッティングしました。

机の上に綿毛を立たせたお盆を設置します。お盆は底がある程度深い物の方が、水があふれてこぼれてしまうという事故を防ぐことができます。
今回は白い壁にストロボの光を反射させて、水面に上下対象のリフレクションを作ってみるのが目的です。
準備①色のついた水を作る。
まずは色のついた水を用意します。前回は万年筆のインクを水で薄めて使用しましたが、手元には青系の物しかなかったので、家にあった食紅を使用してみることを思いつきました。

マカロンとかに使用するお菓子用の食紅ですね。オレンジ、紫、ピンクがありましたのでそれを水で薄めてみます。

こんな感じで小さな器で色のついた水を作ってみました。後で万年筆のインクと比べて差があるかどうかも見ていきたいと思います。
これをしずくを作るための注射器で吸入します。

右のグリーンと左のトルコブルーはこの間の撮影で使用したものです。これらは万年筆のインクを使用しました。そして真ん中の三つが今回食紅を使って新たに作ったものになります。なかなかカラフルで楽しそうです!!
準備②綿毛を設置する。
前回はシリコンを綿毛の台として使用してうまくいかなかったのですが、今回はお盆を深くしたということもり、もう一度シリコンで試してみました。シリコンだと、綿毛の角度などの修正が楽だからです。

とりあえず、こんな感じで立たせることには成功しましたね。試しに水を注いでみます。

前回よりも水を深く入れてみましたが、今回もだめでした。もう少し反射させる光を強くすることができれば、これでもいけそうなきがするんですが・・。その最適な角度をまだ見つけることができません。
なので面倒ですが、グルーガンを使用します。

グルーガンを使用するメリットは、すぐに乾くこと、そして水にぬれても平気な点です。しずくを乗せる作業に失敗しても良いように、3本の綿毛ブロックを何個も作っておきます。
準備③綿毛をせっとしたらお盆に水をそそぐ!
グルーガンで綿毛をセットしたら、お盆にゆっくり水を注いでいきます。底の浅いお盆を使用すると、水があふれてこぼれてしまう事がありますので注意が必要です。今回は以前よりも底の深い物を使用したので扱いが大分楽になりました!
では撮影に!
では撮影を開始しましょう。
綿毛をヘアスプレーで強化してみる!!
綿毛というのは非常に繊細です。なのでしずくを乗せると、まっすぐに立たせた綿毛がしずくの重りでどんどん勝手に傾いてきてしまうのです。私が集めた綿毛は残念ながらそこまで大きくないんですよね・・。
当然ですが綿毛が傾くと構図を作るのも難しくなります。
なので綿毛にヘアスプレーを吹きかけてみる事を思いつきました。ハードタイプのヘアスプレーでがちがちに固めれば、傾きを抑えることができるかもしれないと思ったわけです。
その結果・・・
失敗でした・・。

綿毛にくっついた糊がしずくを吸ってしまいます。なので、時間が経つとしずくがべちゃっとしてしまうのです。
なんとなくうまく行くような気がしたんですが、この結果は残念です。
気を取り直して、最初からもう一度。
面倒ですが、もう一度水を捨てて綿毛をグルーガンで固定するところからやり直しです。

今度は綿毛にはスプレーをかけていませんから水をはじいてくれています。とりあえず3色のしずくを乗せることには成功しました。しずくは注射器を使って綿毛の中央部分に乗せていきます。ちょっと水面の反射がいまいちでしたので、ストロボを当てる角度を変えてもう一度撮影しています。

しっかし反射してくれました。しかしピントがちょっと甘かったですね。もうちょっと絞った方が良かったです。
背景を変えてみる。
せっかくなので背景を変えてみる事にしました。ピンクとオレンジのしずくですから、まずは赤い画用紙を背景に置いてみます。

個人的には背景に色があった方が好みですね。ただ紫のしずくがはっきりとはわからない色になってしまいました。背景としずくの色の合わせ方も気を付けなければならないみたいです。

今度は紫いろの画用紙を背景にして見ます。紫色の画用紙にストロボで光を当てる事で、水面にその色が反射するわけです。今度は紫のしずくの色とはかぶらなかったっですね。
反省点と課題
実際には後片付けを含めて2回程カラーしずくの写真撮影に挑戦したのですが、今回は満足いく仕上がりにはなりませんでした。
しずく3つにピントを合わせたいので、綿毛の3本とも同じになるように一直線に並べなければなりません。でもそうすると一つだけ傾くとそれが目立ってしまうんですよね・・。これが難しいです

綿毛が傾いていても前回のように、ぼかして一点集中の構図にすればそこまで目立たないんですけどね。
これは頑丈な綿毛を使うしかないのかもしれないですね。今度はより大きな綿毛で試してみます。
カラーしずくに最適なのは?
今回は食紅を使ってみました。これはあくまで私の感覚なのですが、食紅よりも万年筆のインクの方がしずくを作りやすいですね。なんとなく粘着力があるような感じがします。より質感がプルプルしているとでも言いましょうか。それに色も万年筆のインクの方がきれいです。
オレンジのしずくを見ていただければわかると思いますが、食紅(着色料)はそこまで透明度が高くありませんでした。なとなく粉っぽいような・・。
仮にこぼれたり手についてしまったことを考えると食紅の方が扱いは楽ですが、万年筆のインクの方がクオリティーが高いですね。
なので先ほど赤、紫、ピンク、オレンジのインクを注文しました。万円筆のインクには瓶タイプもありますが、カートリッジタイプだと値段も安いです。しずくを作るには十分な量だと思います。
おわりに
まだカラーしずくでは満足のいく写真が撮れていませんが、失敗と撮影の記録として紹介してみました。とりあえず、3本ともしっかり綿毛を立たせて、きれいな構図で撮影できるまで挑戦してみたいと思います。コツをつかめばカラーバリエーションによって表現の幅が一気に広がりそうなので、なんとか物にしたいですね。