ヨーロッパ旅行!超広角レンズは持参すべきなの?ヨーロッパ旅行でおすすめのレンズは?

できるだけ荷物も軽くしたいけど、きれいな写真もたくさん撮りたい。一眼カメラを使用していて、どのレンズをヨーロッパ旅行に持っていけばいいのか悩んだ事がある人も多いのではないか思います。

特にヨーロッパへの旅行をきっかけに超広角レンズの購入を考えている人もいるのではないでしょうか?

私自身は超広角レンズは大好きで、撮影に行く場合はタムロンの15-30 f2.8かニコンの20㎜f1.8のどちらかはだいたいいつも持参しています。

今回はヨーロッパの自然や街並みの写真を撮っている私が、良い写真を撮る上でヨーロッパ旅行に超広角レンズは持参すべきなのか、それからおすすめのレンズなどについて語ってみたいと思います。

ヨーロッパ旅行での超広角レンズについて

おそらくヨーロッパ旅行に持っていかなくて最も後悔する可能性が高いのが超広角レンズ(フルサイズ換算24㎜以下とします。)です。その理由は建物が巨大すぎて超広角レンズでないと撮影できない場面が沢山あるからです。

超広角レンズを持っていかないと、スケールの大きな建物に出くわす度に、「ああ、このレンズじゃ収まりきらない・・・やっぱり超広角レンズ持ってくれば良かったよ・・・」と写真を撮れないジレンマに陥ってしまいます。

しかし、旅先で良い写真を撮るために超広角レンズは必須かというと実はそうでもないんですね。超広角で大きな建物を撮影できた時の満足感は大きいですが、だからと言って撮れた写真が良い写真になるかどうかはまた別な問題だからです。

まずは超広角レンズが活躍する場面となくても大丈夫そうな場面を紹介したいと思います。。

超広角レンズが活躍する場面

ヨーロッパの大自然を撮影する時

ヨーロッパ旅行の目的が自然を満喫するため、という人はそれほど多くはないかもしれませんが、大自然を満喫できるスイスへの旅行は今でも人気がありますね。旅行の目的がヨーロッパの大自然であれば、超広角レンズは大活躍します。3000メートル以上の山々が連なる広大な風景を収める事ができるのは超広角レンズだけだからです。またドイツでもザクセン国立公園などでは超広角レンズが大活躍します。広大な自然の景色を撮影したいのであればぜひとも超広角レンズは持っておきたい一本ですね。

スイスでハイキングをしたときに撮影した一枚!手前の山がアイガーです。15㎜で撮影。

ザクセンスイス国立公園にあるバスタイ橋を15㎜で撮影。

お城や教会など建物内部を撮影する時

大自然に次いで超広角レンズが役に立つ場面は、ヨーロッパの古城や教会の内部を訪れた時です。ヨーロッパの古城の内部は狭い部屋が多く、ほとんど引いて撮影する事もできないので、部屋の様子を思い出に撮りたければ超広角レンズで撮影するしかありません。また巨大な教会の内部を広く撮りたければやはり超広角レンズは役に立ちます。

世界遺産であるアーヘン大聖堂の内部を15㎜で撮影しました。

このように全体を写した写真が撮りたければ超広角レンズは大活躍しますし、このようなスケールの写真はやはり超広角レンズでなければ表現できませんね。

超広角がなくても切り取ってしまえばなんとかなる!

超広角レンズがないと建物内部の全体を写すことは難しいですが、全体を写すことをやめれば、標準ズームレンズでも十分にきれいな写真を撮る事は可能です。

こちらはチェコ、プラハにあるニコライ教会内部の写真です。超広角レンズを持っていなかったので標準ズームの広角端24㎜で撮影しました。一応教会内の雰囲気は出ているので悪くないなあと思っています。

こちらもニコライ教会の天井部をシャンデリアの真下から24㎜で撮影。撮影している時はシャンデリア全体が入らなかった事を残念に思いましたが、今ではこういう視点も悪くないな、と思っています。

こちらはドレスデンにあるカトリック教会のジルバーマン製オルガンを35㎜で撮影しました。全体を写さずに教会内の一つの被写体に焦点を当てるのも十分ありだと思っています

超広角レンズがなくてもそこまで困らない場面

ヨーロッパの建築物や街並みを撮影する時

私自身は超広角レンズは大好きですが、ヨーロッパの街並みや建築物を撮影する時はできるだけ使用しないようにしています。

その理由は超広角レンズで建物や街並みを撮影しても、超広角特融のパース(両端の建物が画面中央に向かって傾く)がついてしまい、建物がひどく傾いてしまうからです。確かに超広角レンズがなければ建物全体を収めることができない場面も多いです。しかし、そのようにして撮影しても、変に傾いた、ただ全体が写っているだけの写真になってしまう事がほとんどです。

この写真は失敗例として挙げたいと思いますが、世界遺産のアーヘン大聖堂を全体が入るように20㎜で撮影したものです。観光だったのでそこまで考えずに気軽に撮影しましが、建物は傾いていますし、近すぎてなんだかよくわからない写真になっていますね・・。

全体が撮れた時は嬉しいけれど、後で見てみると、うーん、たいしたことないな・・・そんな写真を何枚も撮ったあげく、今では建物撮影ではあまり超広角を使わなくなりました

世界遺産のプラハ城と門をカレル橋の上から50㎜で撮影。

そこで私が工夫していることは、できるだけ建物との距離をとって標準域で撮影する事です。上の写真はプラハに旅行した時のもですが、50㎜単焦点レンズで撮影しました。プラハは広い街なので距離を取りやすく50㎜単焦点レンズでも十分に建物をとる事ができます。

もうこれ以上後ろに下がれないというような場面も結構ありますが、そういう時は思い切ってもっと遠くから撮影できる場所を探して撮影することが多いです。

こちらはドイツにある世界遺産のケルン大聖堂です。ものすごく大きな建物なので、近くから撮影するには超広角レンズが必要ですが、私は少し離れた所にある展望台まで行って標準ズームレンズで大聖堂を撮影しました。これは62㎜で撮影しています。このように自分が移動する事で超広角レンズがなくてもそれほど困る事はありません。

ヨーロッパの街並みをスナップする時

これまでに何度か超広角レンズでヨーロッパの街並みをスナップしてみた事がありますが、これが結構難しいんです。超広角レンズは自分の撮りたい被写体にぐっと近寄って撮影すると、遠近感やパースを生かして迫力のある写真を撮る事が可能です。

上の写真は近所の市場に散歩に行った時に超広角レンズでスナップした時の物です。これは焦点距離20㎜で撮影しましたが、店主との距離があまりにも近すぎたためにカメラをお腹の当たりに固定してあんまり目立たないようにノーファインダーで撮影しました(とは言ってもフルサイズ一眼なので撮っているのは見え見えですが)。手前のレタスが大きく強調されて超広角レンズ特有のパースを付ける写真を撮る事が出来たとは思いますが、ここまで寄って撮影するのは正直気が引けます・・。いちおうパートナーが買い物している間に撮影しました。

実際の所初めて訪れた場所で被写体に近寄って撮影するのはかなり難易度が高いです。ほとんどの場面で近寄ることに遠慮してしまい、中途半端な距離で撮影する事になります。そうするとただ広く写った何を取りたかったのかわからない写真ばかりを連発してしまう可能性が高いです。

なのでスナップ写真ではそれほど超広角レンズが活躍する場面はないと思います。私はスナップ写真はほとんど撮りませんが、日帰り旅行とかでは35㎜と85㎜の単焦点2本持ちというのをよくやりますし、ズームレンズの場合は少し離れた所から中望遠で切り取る方が気が楽ですね。

結局超広角レンズは結局持参すべきなの?

すでに超広角レンズを所有していて、さらに荷物に余裕があるのであれば超広角レンズを持っていくことはおすすめしたいです。やはり超広角レンズでなければとれない絵というのがありますので。

しかし大自然を写す、何がなんでも全体を写すという事にこだわらないのであれば、たいていは少し工夫すれば超広角レンズがなくてもなんとかなる事がほとんど、というのが私の考えです。

どこに重点を置くかは人によって異なるでしょうが、私なりに持参するレンズの優先順位みたいなものを考えてみました。

ヨーロッパ旅行におすすめのレンズは?

一本だけ選ぶなら間違いなく標準ズームレンズ(高倍率ズーム)

仮にレンズを一本しか持っていかないのであれば、迷わず標準ズームレンズを持参します。カメラを買った時に着いているキットレンズなどが一番活躍するでしょう。フルサイズ換算で24㎜始めが理想的ですが、なければ28㎜始まりでも十分です。より望遠までカバーした高倍率ズームも活躍すると思います。

標準ズームだと建物全体が入らずに残念に思う事もあるかもしれませんが、一部を切り取ってもきれいな写真は十分に取れますし、少し場所を写せば全体を撮影できるポイントがある事がほとんどです。

二本目は軽量な35㎜から50㎜単焦点を

標準ズームに一本追加するなら35㎜か50㎜の単焦点をお勧めしたいです。こちらは街並みを写すためというよりは、一緒に旅行した人や旅先での料理を写すため。少し背景をぼかした美しいポートレートやおいしそうな料理の写真を残すのも旅の醍醐味!パートナーとの二人旅ならば50㎜単焦点で背景が適度にぼけたパートナーのポートレートが撮影できます。複数での旅行なら、テーブルの向かいに座っている仲間2.3人を一緒に写すことができる35㎜単焦点もおすすめです。

まだ荷物に余裕があるのであればぜひ三脚を!

ここで三本目と行きたいところですが、良い写真を撮りたいという希望があるのであれば、三本目を考える前にぜひとも三脚の追加お勧めしたいです。三脚があれば、美しい夜景を撮影することができますし、NDフィルターを使えば昼間でも長時間露光をして観光客を消すという裏技も可能です。旅先で美しい写真が撮れたときの感動は本当に大きいです。三脚を持参すると一気に荷物が増えてしまいますが、美しい夜景が撮れた時の感動は本当に最高の思い出になりますよ!

三脚を使用しNDフィルターを使って観光客を消してみました。

重さ1キロ程度の旅行用三脚があれば、どのような場面にも対処できます。また設置できる場所には限りがありますが、さらに小型で軽量なゴリラポットという選択肢もありますね。

パートナーや旅行仲間との行動を気にするのであれば、夜明け前に一人で起きて三脚を持って夜明け前の景色を撮りに行きましょう!

三本目に超広角レンズ

それでもまだ荷物に余裕があるのであれば、ここでぜひとも超広角レンズをお勧めしたいです。そして持っていくのであれば、ただ全体を写すだけでなく、思いっきりパースを生かした超広角レンズ独特の写真にも挑戦してほしいです!

四本目以降は好きなレンズ

ヨーロッパ旅行に4本もレンズを持っていくあなたにはもはやアドバイスは不要です。目的に応じて好きなレンズを持って行って旅行と撮影を思いっきり楽しんでください!

おわりに

今回は私の超広角レンズに対する考えと、ヨーロッパ旅行でおすすめのレンズを紹介してみました。私自身超広角レンズは大好きですし、余裕があるのであればぜひとも超広角レンズはおすすめですが、それと同時に超広角レンズがなくても意外と何とかなると言うところを伝えたかったのでこの記事を書いてみました。

旅行にすべての機材を持っていくのは難しいですし、必ずどこかしらで妥協しなければならない場面に遭遇するとは思いますが、そんな時でも諦めないで工夫すればよい写真は撮れると思います。せっかくのヨーロッパ旅行なので、旅行も撮影も存分に楽しめると良いですね!

※今回は超広角レンズでの作例が少なくなりましたので、後からこんな記事も書きました。