ヨーロッパの中でも最も美しい街の一つがチェコのプラハ。私が最も好きな街の一つでもあります。ここプラハは東ドイツに住んでいたころ、車で2時間ぐらいしか離れていなかったので何度か訪れた事がありますが、今回はその中でもおすすめの撮影スポットを紹介したいと思います。
目次
おすすめはなんと言ってもブルーアワーの時間帯での撮影!
誰でもせっかく旅行に来たのだから美しい写真を撮りたいものです。しかしせっかく行ったら雨が降っていたり曇っていてがっかりすることは良くありますよね・・。しかし仮にそんな悪条件だったとしても、夜明け前や日没直後の夜景(ブルーアワーと呼ばれる時間帯)ならば、悪天候の影響をあまり受けずに割と素敵な写真を撮る事が出来ます。今回は3つの撮影スポットをご紹介します。昼間は観光を楽しんで、夕食や朝食の前に少しばかり撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか!!
おすすめ① カレル橋の上から!!
私の一番のおすすめはカレル橋の上からの撮影です。この橋の上からは、旧市街側を撮影してもプラハ城側を撮影しても非常に良い絵になります。夜はライトアップされていて非常にきれいですが、個人的には夜はライトアップが強すぎるのでどちらかと言えば夜明け前がおすすめです。夜明け前は人も少ないという利点があります。
冬場でしたら夜明けは7時から8時ぐらいですので、6時に起きれば十分に撮影できますよ 。

この写真は夜明け直前にカレル橋の上からプラハ城の方向を撮影したものです。個人的にはこの一枚が一番気に入っています。ニコンのD750に50㎜の単焦点をつけてちょうど良い位置になるように移動して三脚撮影しています。

もっと門に近寄って縦構図でも撮影してみました。これだとお城が入りませんが、門の外へと続く道がメインになる感じでしょうかね・・・。

こちらは同じくカレル橋の上から旧市街側を撮影したものです。もうちょっと寄りたいような気もしましたが、もう夜明けぎりぎりでここでの撮影が限界でした。カレル橋は516メートルもありますので、夜が明ける前に行ったり来たりするのは結構大変ですね・・。

こちらは完全に日が沈んでから夜に撮影したものです。聖人像がライトアップされていますが、個人的には光が強すぎてぎらぎらした印象です・・。この日は曇っていましたが、ライトの光が雲に反射して面白い感じの空になりました。

こちらは旧市街側のライトアップを撮影。NDフィルターを装着してさらに長時間露光すれば旅行客を消してしまう事もある程度は可能だと思います。
おすすめ② ブルダヴァ川沿いからプラハ城とカレル橋を撮影

こちらは定番中の定番の構図ですが、旅行の記念に一枚失敗しない写真を撮りやすいスポットです。ブルダヴァ川のほとりにRestaurace Lávkaというレストランのがありますが、その隣が展望台のようになっています。三脚を立てるスペースも十分にありますよ。

夕食帰りにもう一度同じ場所から撮影してみました。ブルーアワーはとっくに終わっているので夜景を撮影すると空は真っ暗になってしまうのですが、この日は雲と霧が出ていたために空にライトが反射していますね。ちなみにこれは手すりにゴリラポッドをぐるぐる巻きにしてミラーレスカメラで撮影しました。
おすすめ③ レトナ公園の丘の上からカレル橋を撮影!

手前から2本目の橋がカレル橋
個人的にどうしても撮りたかったのがこの一枚。プラハの旧市街からカレル橋を渡り北の方角に歩くと、レトナ公園があります。その一角にHanavský-Pavillonというレストランがあるのですが、その前が展望台になっていてそこから撮影できます。
この撮影スポットを探し当てるのに半日を費やしましたが、思い通りの場所から写真が取れて満足しています
撮影のポイントは?
- プラハは広々とした大きな街なので自分で移動して距離を取りやすいです。標準ズームレンズがあれば間違いないと思いますが、距離が取れるときはできるだけ距離をとって標準から中望遠レンズで撮影すると建物が歪まなくて良いと思います。今回はほとんど50㎜単焦点で撮影しました。
- 夜景を撮影する場合は三脚が必須です。カレル橋の上は人が多いですが橋自体が大きいので真ん中でなければ大丈夫です。 川沿いから撮影するときはゴリラポッドなどを巻き付けることもできます。
- カレル橋の上ではライトアップと街灯の光が強いのでフレアやゴーストには少し注意が必要です。 保護フィルターなどは外したほうが良いですね。
撮影で使用した機材紹介!
- カメラ
- Nikon D750
- Sony a6000
- レンズ
- Nikkor 50mm f1.8g, Sigma 24-105 f4
- Sigma 30mm f2.8, Sigma 19mm f2.8
- 三脚
- Fotopro C-5i
- Joby ミニ三脚 ゴリラポッド
おわりに
今回はプラハのおすすめ夜景スポットを3つばかり紹介しました。ブルーアワーの時間には限りがありますので、一度の旅行ですべてを回るのは困難かもしれませんが、夕食の前(夏は夕食の後)や朝食前の時間帯を狙ってぜひともチャレンジしていただければと思います。