パリの美しい夜景を撮影するには?!モンパルナスタワーの上で3時間も格闘した話!

年末にパリに小旅行に行ってきましたが、今回はパリの絶景スポットの一つであるモンパルナス・タワーから夜景を撮影した時の話です。

今回パリには5日間滞在しましたが、そのうち一度はパリ市内の夜景を撮影したいと思っていました。そこで選んだのがモンパルナスタワーの展望台です。エッフェル塔の上からもパリの市内が一望できますが、そうすると肝心のエッフェル塔を見ることができません。できればエッフェル塔を入れた写真を撮りたかったのでモンパルナスタワーの上から撮影する事に決めました。

モンパルナスタワーとは?

モンパルナスタワーはパリの市内では珍しい高さ約210メートルの超高層ビルです。59階がほぼ一面ガラス張りの展望台カフェ、さらに屋上はテラスとなっており、そこからパリの素敵な夜景を見ることができます。

入場料は2019年12月の時点で一人18ユーロとかなり割高ですが、エッフェル塔に上るよりも待ち時間が少ないとされており、パリ市内の全景を見たければ非常におすすめです。

いざ撮影に!

さて撮影に訪れた日の日没は約17時でしたので、良い場所をキープするためにも、16時ぐらいにモンパルナス・タワーに向かいました。

時期によっては混むこともあるようですが、この日はクリスマス・イブということもありガラガラ。

入場料の18ユーロを支払い、まずはエレベーターで59階の展望台を目指します。

屋上テラスから撮影

この日は冬にしては温かく気温は10度ぐらい。59階の展望台に着いたら、そこから階段で屋上のテラスに上ります。

さて、いざ屋上にやってきました。予想はしていましたが屋上も全面ガラス張り。しかし、展望台に設置された双眼鏡がある場所だけはガラスがありません。

ガラスの切れ目が結構高いところにあるために、センターポールを最大まで伸ばしてなんとかポジションを確保。このガラスの切れ目からの風も結構強く、三脚の安定感に不安が残ります・・。

ちなみにこの旅行に持参したのはマンフロットのBefreeアドバンスです。この三脚でこれまで困った事は一度もありませんでしたが、今回はどうなることやら・・。

あとは日が沈むまでここで1時間待機です。幸い赤い椅子がありましたので、座って待つことができました。

いざ撮影するも、ブレまくる・・

さて、日が沈むころになると夜景を見るために訪れた人の数も増えてきました。中には三脚持参の旅行者も数人いたので早めにベストポジションを確保しておいたのは良かったです。

日も沈み、エッフェル塔もライトアップされましたので、いざ撮影に臨みましたが、三脚が全然安定しません・・。センターポールを伸ばしているせいかガラスの隙間からの風をもろに受け常に揺れています。

特に横風が強かったので、自分で風をブロックするような形で三脚の脇に立ち、シャッターを切りましたが、全然ブレがおさまりません・・広角側で撮影してシャッタースピード1/2秒でなんとか、止まってみえるかどうかという感じです。

エッフェル塔をアップしにして撮影してみましたが、1/2秒ではブレブレです・・・。

それでも風が止まる一瞬を待ち、何度もシャッターを切ります

どんどん暗くなりますが、シャッタースピードをこれ以上伸ばすこともできないので、ISOを挙げていくしかありません・・・。

三脚に乗せていてもブレるのなら、三脚なしで撮った方が良い・・・と最終的には手持ち撮影に切り替えました・・。

そんな感じで約1時間ほど格闘していましたが、完全にブレのない写真を撮る事は最後までできず・・・

体も寒さに耐える事が出来なくなってきたので、あきらめてテラスを後にすることにしました。スタンバイの時間を含めると合計で2時間も屋上にいたことになります・・。

59階展望台から撮影することを思いつく!!

体も冷えたので59階展望台のカフェで少し体を温めてから帰ろうと思ってあたりを見回してみると、ここからも夜景が撮影できる事に気が付きました。

当然ガラス張りですが、こんな事もあろうかとリフレクション防止レンズフードはカメラバックに入っています!!

撮影に適当な場所はないかと探してみると、うまくエッフェル塔が見えるポジションを発見!!

ちょうど窓の手前に三脚を立てる事ができるぐらいのスペースがあったので、そこに試しカメラと三脚をに設置して20秒ぐらい露光して一枚写真を撮ってみます!

結果、まったくブレがなかったのでこの場所で撮影することに決定!。

ガラスの手前にリフレクション反射レンズフードをつけてカメラと三脚を設置。窓ガラスは結構汚い・・・。

この時点で午後6時20分ぐらいでしたが、あとはエッフェル塔の特別なイルミネーションであるシャンパン・フラッシュ(キラキラ光るイルミネーションで夜間、毎時0分から5分間限定)を待つだけです。

5分間の間に縦構図と横構図の2枚を撮影したかったので、まずは横構図に設置しスタンバイします。

そして午後7時になると同時にシャンパン・フラッシュも始まりました。

エッフェル塔の頂上にはスポットライトが設置されており、それが灯台の明かりのようにぐるぐると回っているのですが、その明かりが丁度こちらに来るタイミングを狙ってシャッターを切ります。

そこで撮れたのがこの写真です。スポットライトのタイミングが合わないとエッフェル塔の光が右か左寄りになってしまいますが、なんとか2枚目で成功させることができました。

そして急いで縦構図でセッティングして撮影。リフレクション防止のレンズフードもありますので、構図の変更は結構大変ですが、待っている間に練習したので、なんとか間に合いました。

こっちは90㎜ぐらいの画角で撮影していますが、エッフェル塔から発せられるスポットライトもシャンパンフラッシュもばっちり収める事が出来ました。

ちなみにこの展望台のガラスはそれほどきれいではないので、写真の透明度はやっぱり劣りますが、まあそれは仕方ないですね・・。

撮影のポイント

  1. 屋上テラスは風が強く、さらに足元がデッキテラス風になっているため、人の振動の影響をもろに受けます。私が持参した旅行用の三脚ではまったく役に立ちませんでした。よほど頑丈な三脚がない限りは屋上テラスからの夜景撮影は避けた方が良いと思います(頑丈な三脚でも足元の振動の影響はかなり受けると思われます)。
  2. 夜景撮影は屋上テラスではなく59階展望台からがおすすめです。
  3. 59階展望台から撮影する場合はリフレクション対策が必須となりますので、リフレクションレンズ防止レンズフードを持参しましょう。

おわりに

今回は最初から屋上テラスで撮影する、と思い込んでいたために、失敗するまで59階展望台から撮影するという発想が出てきませんでした・・。そのため2時間も寒い中撮影するはめになってしまったわけですが、最初から59階展望台で撮影していれば、温かい所で風の影響を受ける事なく、撮影することができましたね。まあこればかりは実際にその場に行ってみなければ分からないので仕方ないですね・・・。